接客者は、葉の上の水滴のように。
少し前から、千利休を勉強しよう!と、ちょこちょこ本を読み進めていました。そこで共感した言葉があったので、今日はその紹介を。
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接客は《相手に合わせるべき》なのか《自分のスタイルを持つべき》なのか。
少し前にも「お客さんによって、接客を変えますか?」と聞かれました。
変えると言われれば変えるし、変えないと言われれば変えない。
そして、じゃあどっちが正解なの?と言われると、どっちも!としか言いようがない。それを言葉で人に説明するのが難しかったのですが、この本にヒントが書いてありました。
この本は実話ではなく、もし今現在に千利休が生きていて、飲食店のコンサルタントをやったらどうなるか?という架空の話です。そこに、こんな言葉が出てきます。
【葉の上に落ちた水滴はそのもの自体は何も変わらない。しかし、下に緑の葉があれば緑の水滴に見える。紅葉の葉があれば、赤い水滴に見える。水滴という本質自体は変わらないけれど、人によって見え方を変える。それがいい接客というものです。】
まさに、こういうことだよなーと妙に納得してしまいました。
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自分自身の本質は、何も変わらないこと。
だけど、相手に合わせて自分を染められること。
主張するわけでもない。ただ、自分が存在することで、より一層相手を輝かせれたらそれが1番いい。
そんなことなのかもしれないなと、この本を読みながら思いました。
千利休さん、まだまだ飽きずに勉強させて頂いています♪
同じ国に生まれたことに、心から御礼を申し上げたい次第でございます。
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日々、いろんなやってみたい仕事が思い浮かびます。そしてふと考えてみると、そのどれもが人と直に接する職業です。
私は、超のつくほど人見知りです。大勢の人がいるところに突撃するのが本当に苦手です。知らない人ばっかりの立食パーティーとか、本気で泣きたいくらいです。親戚とか、従兄弟とか、親族であっても。笑
それでも、人が好き。
本当は人が好きなのに、自分から距離を縮められない。そういう部分があるからこそ、接客業というきっかけを必要としている。自分のために、必要としている。
苦手があるからこそ、それを武器に出来たらいい。
そんな人間でいたい。そう思います。
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今日も、たくさんの人と出会えて、本当に楽しかった♪
いつも寒いなか立ち寄っていただいて、ありがとうございます。
これからも、よろしくお願いいたします。
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最後までお付き合い頂きありがとうございました。豊田市駅の移動カフェcafebusnonの希でした。
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コメント4件
のんちゃん、こんばんは。
もし、この時代に千利休がいたらそうかもね。
水滴が、のんちゃんだとすると変わらずに(自然体)、お客様が子供や、お年寄りのとき、初対面の人から常連さんでも、どんなときでも臨機応変に色を変化させて良い接客してると思う。
これは、自分のスタイルが確立されているから。
もし、最初から水滴に色が付いていた場合(透明とは限らない)はきっと濁った色になり不安定な接客になるんじゃないかな。
お客様の笑顔のもとは、
全てのメニューにのんちゃんが隠し味(引き立て役)となって入ってるからだよ。
オマケです。
昔、お客様の顔を見てパスタの茹で加減を調整するお店がありました。
ほんの何秒の違いだから変化は感じ取れないかもしれない。でも、その心遣いが嬉しかった。
とりあえず、本、買いました(笑)
読んで勉強します!