目的と手段 本当に大切なことを思い出すために。
何かの計画に違和感を感じたり、行き詰まる時、目的と手段をもう一度考えてみることにしている。
目的と手段を明確にしていない行動は、だいたい上手くいかない。なぜなら、ゴールが明確ではないから。
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そもそも、このことを考えるようになったのには、1冊の本がきっかけである。
《ゆっくり、いそげ》著者:影山知明
書いてある章を簡単に説明すると…
例えば、会社とは、人が豊かに幸せになるために存在しているものである。しかし、その為には利益を出していくことが必ず必要になる。会社として、大勢の人を幸せにするためには利益を出していかなければいけない。※利益を、人を幸せにする手段と考える
しかし、利益を1番の目的と考えてしまうと、目的と手段が逆転してしまい、結局何のために会社があるの?となってしまう。※利益が目的、そこで働く人はそのための手段という現象が起きている。
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これは、大きいことから小さいことまで日常の至る所に存在している。
私で言えば、
《コーヒーは目の前の人を笑顔にする手段である》と考えている。つまり、本当に大事なのは目の前の人の笑顔であり、そのために良いコーヒーを提供したい、と考えている。
これが本来の姿。
だが、手段が目的になってしまうと、
《コーヒーを出すために、利益を出していかなければいけない。その為に沢山の人に買ってもらわなければいけない》となる。
これがどっちが間違っているわけではなくて、本来の自分の意志はどちらにあったのか。それが大切なのである。
《より、人生が豊かになるために本を読む》のが本来だったのに《本をどれだけ読めるか》にすり替わってしまったり、
《より豊かに生きるために、仕事をしてお金を稼ぐ》が本来の姿だとしたら、《たくさんお金を稼ぐと、豊かになれる》と思い込んでしまう。
本当は、豊かになるために働いているのに、それによって体調を崩したり、自ら命を落としたり、不健康になってしまったら、手段だったはずのお金が目的になり、本来の目的は達成できない。
《市民の豊かな生活のために、いい環境をつくる》が本来の姿だったのに、手段だったはずの計画自体が目的にすり替わってしまうと、結局なんのためにその計画を始めたのか、途中でわからなくなってしまう。
本当の目的が、置いてきぼりなのである。
本当は、本来は、きっとみんな誰かの幸せを願って何かを始めたはず。(自分を含め)
ただ、本当の目的とそのための手段を混同してしまうと、結果的におもっていたような効果が得られない。
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お客さんに対しても一緒。
このお客さんはなにを目的に来てくれたのか、を考えることがとても大事。それを知らなきゃ、想像しなきゃ、いい仕事は出来ない。
特に、出張時の依頼に対してはなおさら考える。
私は、何のためにここの現場に呼ばれるのか。依頼主さんは、私になにを求めているのか。
お客さんに喜んでもらうために私を呼んでくれたのか。はたまた、集客が目的だったのか。賑やかしなのか、感謝を伝えるためなのか。
どれがいいとか、悪いとかではなく、それを知らなければその日のベストなパフォーマンスは出来ない、ということなのである。
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本当は、なんの目的だったのか。大切ほど、改めて考えたい。
《悩みたくなければ、考えないこと。悩みを解決したければ、考えること。》
どちらを選ぶも、自由です。
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最後までお付き合い頂きありがとうございました。豊田市駅の移動カフェcafebusnonの希でした。
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コメント6件
のんちゃん、こんばんは。
何事もゴールが明確にハッキリしていないと途中であれっ?となるよね。別の方向に進んじゃったり寄り道したり。
目的と手段が逆転したり、混同したりすると例えゴールが同じでも、本来なら90%以上の効果が期待できるものも70%しか達成できなかったりすることがある。
僕も違和感があるとき、スッキリしないときは自分自身に問い掛けています。意思の確認(目的、手段の確認)です。
「やりたいことは何なのか?」
「その為に必要なことは何なのか?」と。
途中でゴールがモヤモヤになったときや、不安になったときは立ち止まって考えることも大切だね。
ひょんな事から〜このお写真を発見しました!
着用頂いてるニットキャップは弊社
chippscompanyの製品です。
なんかとっても嬉しくて!(^^)
自分ができること
自分がやりたいこと
お客さんとか社会とかが必要とすること
これらが重なる部分をちゃんと見極めて、
そして、丁寧に掘り下げていく。
そんな仕事の仕方を目指したいです。