20歳のわたしと30歳の私

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 どうやら、誕生日というやつが来るらしい

あと数時間で30歳になる。

30歳になるということは、20代が終わるということだ。濃く、激動の、それでいて心地よさに包まれた20代はもう終わりだ。

この10年で一体何が変わったのだろう、と思い返してみる。そうすると、変わってないものなど殆どないということに気付く。【ほぼ全て】が変わった。見た目も、中身も、名前も、環境も。

ここ10年の1番の収穫は【己を知る】ということだろう。

20歳の私は、まだまだ自分のことを知らなさすぎた。

自分のことを知った20代

自分はどんな時に幸せを感じるのか。どんなものが好きなのか。どんな時にストレスを感じるのか。どんな時に体に影響が出るのか。何を1番大切にしたいのか。どんな人が好きで、どんな人が苦手なのか。どんな人生を送りたいのか。

何にも分かっていなかった。(今でもすべてが分かるわけではないけれど)

平々凡々に過ごした10代。傷つき、傷つけ、迷惑も心配もたくさんかけた20代前半。やりたいことをして、プライベートも充実し、順風満帆の20代後半。

「明日が来なければいいのに」と思った日もあった。運転中に橋を渡りながら「このまま、車ごと川に墜落したい」と願った日もあった。いろんな事があったけれど、その時の私に言いたいことは「生きていて良かったと思える日が、必ず来る」ということだ。それと「そんなに嫌ならとっとと逃げろ」と。

死ぬほど嫌だ、と思ったことですら、時間が経てば感謝したい出来事になる。

【過去は、理解するためにある】という言葉を聞いて、なんだか妙に納得してしまった。過去は、ジャッジするためにあるわけではない。後悔するためにあるわけでもない。ただ、今の自分が過去の出来事を観察し【あの時なぜそう思ったのか】【なぜそう動いたのか】【その結果どうなったのか】を理解し、学ぶためにある。

歴史を学んで未来に活かすように、過去から学んで未来の自分の人生に活かす。それだけのこと。

ほぼ全てが変わってしまった、と書いたけれど唯一変わっていないものがあった。家族と昔からの友達だ。それぞれみんな年を重ねたけれど、【大切な人たち】という関係はまるで変わらない。そこに新たな家族という宝物が増えた。これほど幸せなことはないだろう。

20歳のときの私と今の私、どちらかを選ぶとしたら絶対に【今の私】がいい。「若い!」と言われなくなっても、出産で体型が変わっても、お肌の曲がり角をとうに過ぎたとしても。年を重ねるごとに【今の私が一番好き】と言える人生で在りたいなあと思う。

40歳の私は、いったいどんな私なのだろう。ここからの10年、いったいどんな出来事が起こるのだろう。生きている限り、楽しみは続くのだ。

30歳もよろしくお願い致します。ナカジマノゾミでした。

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コメント2件

  • 新美秀彦 より:

    お誕生日を迎えるのですね?
    おめでとうございます㊗️
    これからも、1日1日の記憶を刻み込んで、幸せで充実した日々をお過ごしください。(^^)

    • nonnon より:

      新美秀彦さん

      ありがとうございますー^^
      今年は胃腸風邪で新たな年のスタートです。笑

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