【Less is more】in Kamakura

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鎌倉旅行に行ってきました

毎年、誕生日の周辺で旅行に連れて行ってもらっています。昨年は、富士山の麓でトレーラーキャンプ。その前はモルディブ。その前は、星のや富士のグランピング。

ありがたいことに、毎年計画してくれます。毎回楽しませてもらっています。今回の鎌倉も、子連れながらいろいろと動き回ってきました。

鎌倉は観光地。そんなにエコなイメージはなかったのですが、今回の旅行で【環境に力を入れている街】なのかもしれない、、ということを知りました。

なんとなく、どのお店も必要以上に梱包しない。コンビニの店員さんも積極的に「テープでいいか」と聞いてくれる。泊まったホテルは、高級ホテルではないからかもしれないけれど、不必要なものは置かないシンプルなサービス。

全体的にスッキリとしている。

パタゴニアに惚れる

パタゴニアでは、購入した衣服をショップ袋に入れずに、そのまま渡してくれました。これには私も旦那さんも、店舗を出た瞬間「惚れる~!ますますパタゴニア好きになる!」と絶賛。環境や地球のことを第一に考えた企業理念を徹底した姿勢がかっこいい。

今までも、なんとなく「このままでいいのかな?」と、疑問だった丁寧な梱包。一度、透明のビニールに入れてから、ショップ袋に入れてくれることもあったりして。ちょっと【良いお店】だと、なおさら丁寧に丁寧にしてくれる。

でも、それって【お客さんの為という名のお店のため】だったりする。

丁寧に梱包すれば、お店のイメージを守ることが出来る。買った人がショップバックを持ち歩いてくれれば、宣伝にもなる。クレームは減るし、顧客満足度は上がるかもしれない。商品を丁寧に扱ってくれるのは、自分を丁寧に扱ってくれているようで嬉しいような気もしてしまう。

もちろん、贈答には喜ばれる。それは渡す側にとっても、嬉しいこと。

だけれど、、自分用に購入するときには(そんなに丁寧じゃなくてもいいのに)と思う場合がけっこうある。

分母は大きく

【迷ったら、大きな方に貢献できる方を選べ】という言葉を聞いたことがある。どういう意味かと言うと、例えばA案とB案の二択の選択に迫られたとき、どっちがより大きな分母になるのかを考え、そっちを優先しろという意味だ。

個人にとってベストな選択なのか、家族にとってベストな選択なのか、会社にとってベストな選択なのか、地域にとってベストな選択なのか、国にとってベストな選択なのか、地球にとってベストな選択なのか。これらは、後方に行くほど、大きな分母で物事をみている、ということである。

例えば、【会社】にとっては利益が出る仕事だったとしても、【地球】という分母で見た場合、地球にとっても利益(貢献)しているのだろうか?と考える、ということだ。

家族にとっては【良いこと】でも、地域住民が【迷惑なこと】はするべきではないし、我が国にとって有益なことでも、その他大勢の国にとって害のあることはベストな選択ではない。

その中でも、私達が考えなくてはいけない最も大きな分母が【地球環境】だ。

お店にとっては、会社にとっては、国にとっては利のある選択だとしても、地球環境にとって利のある選択でなければ、選んではいけない。一番大きな分母が破滅するということは、結局、お店も会社も個人も破滅するということなのだ。

なぜ鎌倉にエコが浸透しているのか

どのお店も、なんとなくエコな意識が強いような気がして調べてみると、こんなニュースが出てきた。

昨年の夏、鎌倉の由比ヶ浜で打ち上げられたクジラの赤ちゃんの胃の中から、通常出てこないプラスチックが出てきた、というのだ。それを深刻な問題だと捉え、環境を守る条例を強化したのかもしれないし、実際にクジラを目の当たりにした地域住民が進んで条例を守っているのかもしれない。

正確な真相はわからないけれど、他の地域や、個人個人の生活でも見習わなければいけない、と今回の旅行で意識させてもらいました。

そんなこんなで、すごく、すごく、意義のある旅行でした。楽しんで、学んで、感じて。いっぱい食べて、いっぱい飲む!うむ、最高!ナカジマノゾミでした。

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2019年03月15日 | Posted in ブログ, 子連れさんぽ, 暮らしと子育て | | 2 Comments » 

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コメント2件

  • たまごサンド より:

    昔、あるお客さんがパタゴニアのショップで高価なジャケットを購入したのに、アルバイトの店員が袋に入れないことを怒ったそうです。
    それに対して、彼は自社の考え方の説明した上で、その日は雨が降っていたので「完全防水だから着て帰ったらどうですか?」の一言に、お客さんは怒って返品して帰ってしまったそうです。

    閉店後にそのことを全員でミーティングした際に、別のスタッフからは「あれはあれで意味があった」「こういうメッセージの出し方もこの店の使命の一つ」という意見も出た後に、マネージャーからは「ベストな対応ではない」と言われ、マイバッグのないお客さんには、スタッフが家から持ってきた使い古しの紙袋に製品を入れて渡すなど、事情を説明して「次回からはマイバッグをお持ちいただけるとありがたいです」というのがベストだったという話になったそうです。

    このときのバイトのスタッフが、今の日本支社の支社長の辻井さんです。
    この記事はいろいろなところでも紹介されていますが、ご本人からも直接お聞きして、辻井さん含めて、みんなカッコいいなぁ、、と思いました。

    • nonnon より:

      たまごサンドさん

      「着て帰ったらどうですか?」に、座布団1枚!笑

      それがベストな回答ではなかったにせよ、自分の考えや自分の会社の理念を伝えようとする姿勢がかっこいいです。
      私もよくマイバック忘れてダンボールに詰め込んで持って帰るタイプなので(笑)、もっと普段からの意識をつけないといけないなあと改めて思いました。

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