余裕は、出来るものではなく作るもの。
少し前に、地元の友達と飲んでいたときのこと。
高卒であれば、社会に出て約10年。話は、当然のように仕事についてのことが多くなる。
「毎朝、仕事前にコーヒーを買いに寄ってくれるお客さんってすごいね。自分には、時間的にも金銭的にも、そんな余裕はないからな〜。」
そんな話をしていた。
ここで、ふと思った。
余裕があるから、何かをする。
余裕が出来たら、あれをしよう。
余裕があったら、こうするのに。
そう思っても、なかなか《余裕》は出来ない。
余裕は出来るものではなく、作るものなんじゃないだろうか。
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朝NONに寄ってくれるお客さんは、決して、時間を持て余しているから来てくれているわけではない。
余裕を作るために、忙しい中、あえて寄っていってくれる。そんな気がする。
それが、コーヒーじゃなくて、例えば本を読むことだったりもするかもしれない。
《余裕があったら、やりたいこと》をあえて先取りして、《余裕を、自分で作っている》
それだけなんじゃないか、と。
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時間、お金、心、スケジュール…etc。
余裕は、物質だけに限らず。
私がもっとも大事だと思うのは、心の余裕、心の余白。精神的に参ってしまうときは、必ず、心の余裕がなくなっているときだ。
心の余裕を確保するためには、やらないことを決めること。
《これは、やらない。》という基準を自分の中で作ること。
行きたくない場所には、行かない。どうしてもやりたくないことは、しない。そのスケジュールを見るだけで嫌な気持ちになる約束は、しない。仕事の依頼であっても、自分の意向とあまりにもかけ離れたことは、断る。
嫌われるかもしれない、という理由で断れない事を、あえて断る。(実際には、ちょっとくらい嫌われたほうがけっこう生きやすいと思う。)
嫌われることよりも、その約束を思い出すときのテンションの下がることの方が、私にとっては大問題なのである。
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その、心の中の、すこしあえて残しておいた余白。これを保ちつづける事が出来るかどうか。私にとっては、これはとっても大事なこと。
この部分こそ、感じることや考えること、他人のこと、社会のこと、目の前のこと、突発的に起こること、イレギュラーに対応することに必要なスペースだから。
自分のことで、いっぱいいっぱいの時に、周りの人のことは考えられない。
自分が体調不良の時に、目の前の人の元気の無さには気が付けない。
だから、理想の自分でいるためには、いつもこのスペースを確保しておく必要がある。
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余裕があるからする、のではなく。
余裕を作るために、何かを手放したり、あえて何かをする。
自分の心に素直になることが、余裕をつくり理想の自分に近づく一歩なんじゃないかな、と。
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今日も、穏やかな一日に、なりますように。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。豊田市駅の移動カフェcafebusnonの希でした。
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コメント5件
余裕がなくなると自分を見失ったり、負の連鎖が起きたりと
うまくいかない事が多くなった事があります。
幸せに見える人は余裕の作り方が上手なのかも。
自分も見習おう!
はじめまして。のんさんのブログ、とっても共感しちゃいます。なぜなら、今日テレビで移動カフェやってるおばさんが映されてて、すごく興味わいて・・・。
で、検索したら、ここにたどり着き。
余裕も時間も自分で作るものですよね。なかなか出来ませんが・・・。 いつかは私も始めたいです、移動カフェ。人生一度ですもん!勉強しなくちゃ。
のんちゃん、おはよ。
うん。そうだね。
よく、交通安全スローガンで「時間にゆとり、気持ちにゆとりを持って運転する」とあるけど、時間に余裕が無くて危険運転になったり、時間に間に合わない、渋滞などでイライラしたりと冷静な判断が出来なくなる。
PCもメモリーがいっぱいになると動作(判断)が遅くなるよね?
誰もが「余裕」はあるわけでなく、普段から意識しないと作れないもの。
僕も「心、気持ち」の部分は体を整えるためにも20%ぐらいの余裕を作っています。
最後に「自分の心に素直になること」とあるけど、ちょっと背伸びしたり、見栄を張ったりするのではなく、自分の気持ちに素直になることが、「余裕」を作るスタートだと思う。