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私にとって睡眠は、大切な仕事
私にとっての睡眠とは、明日会うお客さんへ向けたの1番大切な仕事である。
10月から、営業時間を16時までにしました。2時間早い、というのは結構大きな違いで、帰りながら夕日が見れるようになりました。
来る時には朝日を見て、帰りは夕陽を見ながら家路につく。最高の贅沢です。
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今までは、帰って、仕入れに行って、片付けて、即睡眠したとして、9時近くになっていましたが、16時に閉店したら本気になれば8時には寝れそうです。小学生も驚く早さ。笑
早く寝る、というと【もったいない】と言われることもありますが、私にとって睡眠は生活の中で1番大切な時間です。
今日の疲れを取るために、というよりは、明日を超万全の状態で迎えるための準備だと思っています。明日のための、仕事の一環という認識です。なので、最優先が睡眠です。
自分にとっての最適な睡眠時間は人それぞれあると思うので、それを知ることは大切です。
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朝、すっきり起きることは、その日1日の気分を左右します。
自分が寝不足で、すっきりしていない顔をしていたら、お客さんは元気が出るかな?そう考えた時に、1番私がしなくてはいけないのは、自分の健康管理。
誰かのために何かをしたいなら、まず自分を1番整えること。
これからの季節、風邪や体調不良にならないよう、より一層気をつけなくては。
適切な睡眠をとることは、翌日のパフォーマンスを向上するための第一歩。
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最後までお付き合いいただきありがとうございました。豊田市駅の移動カフェcafebusnonの希でした。
便利すぎる事がもたらす弊害とはなんだろう
「アメリカでは、カフェやパン屋さんでも、待っているお客さんが楽しそうだった。並んでいるお客さんも、店員さんも笑っていた。」
先月、アメリカに行ってきたお客さんが教えてくれた言葉が、頭に残っている。
日本は、どうだろう?日本は、並んでいるお客さんは笑顔になれるだろうか?お客さんの行列を目の前にした店員はニコニコできているだろうか?
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日本は便利になりすぎている。そんなことを考えるようになった。世の中が便利になるように企業や行政が努力をして、改善して、便利なものをたくさん開発して、その恩恵を自分たちは受けている。
だから、《便利》には本当に感謝しているし、私もいろんな便利やサービスを必要なだけ使わせていただいている。
だけど、便利で分かり易いことと引き換えに、何かを失っているような気がしてならない。
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例えば、わかりやすい表記のメニュー。店員さんにどんなものか聞かなくても、丁寧に説明書きと写真が載っている。
例えば、スマホのナビ。おかげさまで、知らない人に道を聞く、ということはほとんど無くなった。
例えば、自分で会計を済ませられるスーパーのセルフレジ。お願いします、ありがとう、の機会は一回減ったような気がする。
例えば、押したら店員さんが来てくれるファミレスのボタン。注文を入力するリモコン。席まで届けてくれる回転寿しのレーン。
セルフサービスのガソリンスタンドも、価格を下げることと引き換えに、店員さんとのやり取りの機会を減らしているような気がする。
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分かりにくいこと、不便なこと、って決していけないことじゃない。会話が無くても成り立つ社会は、心の孤立を増やしていく原因になっているのではないかなと思う。
ちょっと分かりにくくても、ちょっと不便でも、だからこそ自然に人と繋がれるような仕組みを作るのも大切なような気がする、、。
ググったら、調べたら、だいたいのことは一人でも解決できる。そしたら、何気ないことを人に訊く機会ってやっぱり減ってしまうんだと思う。
そして、コミュニケーション力が著しく低下しているんではないのかなと思ったりもする。
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日本だったら、行列で待っている間に、全く知らない後ろの人に話しかけてみたり、赤の他人と世間話盛り上がってみたり、店員さんがお客さんとのんびり話しながら行列を堂々と待たせている、なんてことにはほとんどならない。
《商品》に対してのみ欲求があるような気がする。
でも、大事なのってそこだけじゃない気がする。
便利と引き換えに失っているものはなんだろう?だからこそ、必要なサービスはなんだろう?失っている代わりに、必要に成ってくるものはなんだろう?しわ寄せがきているサービスや行政はどこだろう?どうしたら、改善できるだろう?
便利に感謝しながら、不便も楽しめるような生活をしていきたいなと思う。
最後までおつきあいいただき、ありがとうございました。豊田市駅の移動カフェcafebusnonの希でした。
《自分》とは、自らに分け与えられた部分である。
自分は、こう思う。自分は、こうする。
昔は、《自分》っていう言葉をこんなに使うことはなかったし、自分について考えることもこんなにはなかったような気がします。
自分勝手、自分主義、自分中心、そういう意味合いで使われることも多い言葉。いい意味でも、悪い意味でも、主張が強いような気がする、この《自分》という単語。
自分を知るために、そもそも《自分》自体を解釈してみました。
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自分という字の【自】は、みずから、という意味があります。
そして【分】は、わけ与えられたぶん、ある範囲の分量、区別されたもの、という意味があります。
つまり、自分とは…
世の中から、自らに分け与えられた分である。
世界の中で、自らに分け与えられた分。自らが担う役割。
そう思うと、自分って自分以上の何でもないし、誰かに何かを強要することもできない、という意味があることに気付きます。私は、私の部分しか決められないし、あなたはあなたの部分しか決められない。
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自分を大切にする、とは自らに分け与えられた部分を大切にするということ。自分を愛する、とは自らに分け与えられた部分を愛するということ。自分を信じる、とは自らに与えられた部分を信じるということ。
あなたは、あなたに与えられた部分を大切にする。私は、私に与えられた部分を大切にする。
それを理解することが、相手を尊重するということなんだと思う。
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そして「私には自分がない」と悩んでいる人へ。
生きている以上、自分がないということは、ないんじゃないかと思うのです。生きている、ということは、あなたに与えられた部分《役割や、自分が担う部分》が必ずある。
「自分がない」と悩んでいるあなたがいる。だから、「自分はある」んです。悩むことができるってことは、「自分がある」生きている以上、自分はある。得意なことがなくても、何にも持っていなくても、存在しているだけで「あなたはある」
ないものを数えるより、あるものを数えた方が、ちょっと毎日は楽しくなる♪
自分を生きるとは、地球上から自らに分け与えられた役割を精一杯担うこと。
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最後までお付合い頂きありがとうございました。豊田市駅の移動カフェcafebusnonの希でした。
《お知らせ》来週から営業時間が変わります。
9月もありがとうございました。
来週の火曜から、営業時間が16時までとなります。
火水木金 豊田市駅前
(豊田市西町1-1)
7:00ー16:00 です。
お間違えのないよう、よろしくお願いいたします。
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いつも、仕事帰りに夕方によってくれるお客さんがいます。昨日も、終わりがけによってくれました。とても素敵なお客さんで、いつも来ていただくのを楽しみにお待ちしていました。
営業時間を変更することは、そういったお客さんと会えなくなるかもしれないという可能性が出てくる、ということ。
お伝えするのも申し訳なくて、でも直接口から伝えなきゃと思って、営業時間の変更をお伝えしました。そしたら、こう返してくれました。
「あ、そうなんですね。それなら朝来れる時にきますね。」
…その一言に、救われました。
きっと朝は忙しいし、行けるか行けないかはわからないけれど、申し訳なさそうに伝える私の心境を気遣って、とっさに言ってくれた言葉なのかもしれない。そう思うと、本当に優しい方だなあと思いました。
朝でも、相変わらず、いつもの(ちょっとだけコーヒー少ないソイラテ)でお待ちしています。本当にありがとうございました。
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他にも、夕方以降に来ていただいていたお客さんには、残念な思いをさせてしまって申し訳ありません。
でも、また必ずお会いできると思っています。ありがとうございました。
そして、これからもよろしくお願いいたします。cafebusnon増田希。
「いつもの」を特別な1杯に変える最後のスパイス
いつもおもしろい質問をしてくれるお客さんがいます。
改めて自分のことを考えるきっかけになるので、私は来てもらうのを楽しみにお待ちしているのですが、今日はお店の「コンセプト」の話になりました。
なので、改めて書かせていただこうと思います。
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cafebusnonのコンセプトは《特別ではなく、日常の中にあるいつものコーヒー屋さん》おはようと、行ってきますが似合う場所。
特別に来てくれるのも、いい。
でも、もっともっと日常に寄り添ったお店であること。いつものお店であること。いつも通りの場所を提供すること。それが私のやりたいコーヒー屋さん。
そうしたいつもの1杯は、いつしか特別な1杯になっていく。
…
それはどういうことなのか。
実は、「いつもの」を「特別」に変えるスパイスは、お客さん自身がそれぞれ持っています。
そのスパイス、とは《感情》です。
私ができることは、いつも通りの1杯を丁寧に淹れること。それを飲むお客さんの感情を、穏やかに、和ませること。私の中で、ベストの1杯を渡すこと。
でも、それでは《お客さんにとっての特別の1杯》には、あと少し届かなくて…
そこに、最後のスパイスを入れるのはお客さん自身。
私にできることは、そのスパイスを最大にいい状態に引き出すこと。
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私には、お気に入りのマグカップがあります。毎朝、そのカップでコーヒーを飲むのが習慣です。特別なものではなく、どこにでもあるようなマグカップです。高級でもなければ、貴重、というわけでもありません。
でも、そのカップでコーヒーを飲むと、なぜか心が落ち着きます。ホッとします。今日も1日頑張ろうって思ったり、幸せな気持ちになります。
それはなぜかというと、そのカップが私のお気に入りだから。《私にとっては》特別だから。
私も、お客さんにとってのお気に入りのマグカップみたいな存在であれたらいいな、と思います。
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いつもの1杯は、いつしか特別な1杯へ。
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だから、あえて、特別なコーヒー屋さんではなく日常のコーヒー屋さんというコンセプトでさせてもらっています。
お店のくせに、クリスマスもハロウィンもしません。周年祭もしません。特別な飾りつけはしません。それがいいのか悪いのかはわかりません。
でも、あくまでも。豊田市駅のいつもの風景の1つでありたいです。いつも通りを、特別だと感じてもらえるようなお店でありたいなと思います。
お客さんの美味しい感情を引き出すために、私にできること。それを見つける毎日は、同じような毎日に見えて、全然違う毎日。毎日、毎日、繰り返す特別な毎日。
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日常の移動カフェ、とはこんな感じです。
最後までおつきあいいただきありがとうございました。豊田市駅の移動カフェcafebusnonの希でした。
本を通して、優しさを感じたこと
一昨日、ちょっとキュンとすることがありました。
cafebusnonでは、本の貸し出しをしています。と言っても、すごくいろんなジャンルがあるわけでもなく、自分が読んだ中でよかったな~と思うものを並べただけの「興味があったら、どうぞ」という感じで貸し出ししている図書館です。
昨日、返ってきた本が1冊あったのですが、それを見て朝からちょっと嬉しくなりました。
お客さんが自分で、帯の所をテープで補修してくれてました。その人の優しさが出てるなって思いました。
なんか、こういうのって信頼関係がないとできないんじゃないかなって思うから、私はすごく嬉しいなって思います。
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本は、傷んでいくものです。読んだ回数が多いだけ、折り目もつくし、破れるかもしれないし、日にも焼けていくし、どんどん古くなっていきます。
でも、本が古くなっていくぶんだけ、自分の心に刻み込む言葉を発見できたのかもしれない。誰かの心に響く言葉が、心に残っていくのかもしれない。
その言葉は、命があるかのように心の中で生き続けるのかもしれない。
そう思ったら、ボロボロになていくまで読まれた本って、幸せなんじゃないかなって思うんです。本の、本来の役目は、中身の内容を伝えることだと思うから。
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Kさんいつも、ありがとうございます。
感謝。
最後までおつきあいいただきありがとうございました。豊田市駅の移動カフェcafebusnonの希でした。
【移動販売】移り動くからこそ、誠実にやること
先日、移動販売の中でもコーヒーをメインにしている4店6人で食事に行きました。
これって極めてまれな気がします。
移動販売車も、それぞれ仲がよかったり地域が近かったり、色々とつながっていたりするのですが、その中でも《ほぼ、コーヒーのみを扱うお店》が6人も一緒にテーブルを囲み、笑いながら話ができるなんて、なんだかとっても新鮮な時間でした。
いっけん、周りからしてみたらライバルのようにも見えるわけですが、自分たちからしてみたらそれぞれが全然違うお店。比べることもなく、嫉妬するわけでもなく、人が違えば雰囲気も提供しているものも、何から何まで全然違う、と思ってたりします。
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【コーヒーを商品として選んでいる】時点で、根本ではなにか近いものがあるのかもしれません。
利益を最大の目的にしていたら、その場で一人づつに淹れるコーヒーは、どう考えたって非効率的。そして、移動販売だからこそ、誠実さが求められる。というか、それがなくなったら終わりかなと思う。
イベントだから、一回きりだから、そういう気持ちでコーヒーを出していたらすぐにお客さんに伝わると思う。移動するからこそ、かわらない想いでコーヒーを淹れることが本当に大切になってくる。
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そして、スペシャリティーコーヒー蒼さんのお誘いで11月・12月に豊橋市の図書館で、この移動カフェがかわるがわる楽しめたりします。
移動カフェに興味がある方は、一度いろんなお店の雰囲気を感じてみてはどうかなと思います♪
スペシャリティーコーヒー蒼 さん
豊川に焙煎室を構える自家焙煎のコーヒー屋さん。コーヒー豆も買えます。
Going cafe さん
青くてかわいい車です。イベント好きな方は絶対どこかで出会ってるはず。
cafe marco さん
岡崎に店舗があります。とっもかわいいワーゲンバスの移動販売車もあります。
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素敵な贈り物まで、、本当にありがとうございました♡
空を見上げて、好きな雲を探す。
私はドライブしているときや外を歩いているときに、習慣にしていることがあります。
今いる場所から空を眺めて、その日、その時に1番好きだと思う雲を見つけること。
あの雲の、あの立体感は好きだな、とか。あの雲は、何に似てるかな〜とか。今日の雲はいつもと違うけどなんでかな、とか。一通り観察して、一番好きな雲を決めます。
「うん、あの雲好きだな。私の今日のイチオシ。」
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車に乗っている日は、前後の車や追い越していった車のナンバーで、並びが好きなものや、キュンとする数字を勝手に心のなかで見つけています。目の前に2台車がいるとしたら、どっちのナンバーが好きかな、とか。
コーヒー豆を数個手のひらに乗せて、私はどの豆の形が1番好きかな〜とか。
この文章と、この文章は1文字しか違わないけど、私はこっちが好きだな、とか。
目の前にないものを想像してドキドキするのもいい。でも、目の前にあるものの《私は好きだな》と思うところを発見する。自分で決める。それもまた、おもしろい。
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で、一見どうでもいいと思われる行動なんですが、よくよく考えたら、人を見るときにもそうやって見ていることに気が付きました。目の前の人の、ここが好きだな、とか。この人の、こういう所がかっこいいな、とか。この子、なんて素敵な目をしてるんだろう、とか。
今、視界に入っているものや感じるものの中から、好きな部分や素敵な部分を発見する。目の前にいない《理想の人》ではなく、目の前にいる人達の素敵な部分を発見する。
そしたら【好きな人】って、実はいっぱいいることに気付くはず。人間的に好きな場合もあれば、異性として好きな場合もある。でも、どっちであれ、好きな人がたくさんいるのは楽しい。
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なんでこんなことを書いているのかというと「好きな人が出来ないんです」「出会いがないんです」という言葉をたくさん聞くようになったから。目の前にいない理想の人を探し求めるより、目の前にいる人達の好きな所を発見していくほうがけっこうおもしろい。
空を見上げて、好きな雲を探すように。目の前の人を見て、好きなところを探して見よう。
好き、に対して敏感になってみる。そしたら、毎日は、ちょっと楽しくなる…かもしれない。
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最後までお付き合い頂きありがとうございました。豊田市駅の移動カフェcafebusnonの希でした。
「おっさんレンタル」日記
「おっさんレンタル」日記
著者:西本 貴信
先日、いつも寄っていただくお客さんからご紹介頂いた本です。
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1時間で1000円で、おっさんをレンタル出来る。
これだけ聞くと、胡散臭く怪しいイメージです。著者の西本さんが実際に初めたサービスで、「1時間1000円で、私をレンタル出来ます。相談や、雑用、なんでもどうぞ。」とうたっている。
たとえば、旦那さんを先に亡くしてしまったおばあちゃんと一緒に、1時間お散歩する。思い出話をたくさん聞いて、一緒に笑って「またね」と別れる。
怪しい題名とは裏腹に、心温まるエピソードがたくさん書いてある。
1番多い依頼は、【話を聞いてほしい】だそうだ。すごく納得できる。誰かと話したいけど、話す人がいない。これはけっこう深刻な問題だと思っている。人はやっぱり、誰かと関わっていないと生きていけない生き物なんだ。
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目の前の人をどうやって喜ばせようか、自分にはいったい何が出来るのか、限られた時間で自分にできることはなんだろう?本当の意味で喜んでもらうには…
特別なスキルがなくても誰かのために何かは出来るんじゃないかなと思える本。
誰かを喜ばすことは、自分を喜ばすこと。それを実感した人のリアルをのぞける本。
イラッとしづらくなる技術
私は生活をしていて、イラッとすることが少ないです。
なので、よく「怒ることあるの?」と言われます。まったくないと言ってしまえば嘘になりますが、そんなにイラッとすることはありません。ストレスを発散する、というよりはストレスが溜まりづらい生き方だなあと思います。そうではない時期もありましたが、現在はそう言い切れます。
それはなんでだろうと考えたときに、「他人に期待をしていないから、怒れないのではないか」と、自分は冷めた人間なのではないかと思うこともありましたが、最近ではまた別の説を考え始めました。
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《相手を信頼していれば、そこまでイラっとしない》
例えば、仕事を頼んだのに、やってくれていなかった。いらっとしちゃうあるあるです。「この作業を優先してやっておいてね」とか、私の場合は飲食店が多かったので「あのテーブル片付けて来てね」とか、後輩や仲間に伝えたとします。
で、ちょっとしてから見に行くと、「やってないじゃん!イラッ!」もう、よくあるイライラのやつです。
そういう時、目に見えたのものだけで判断してしまうと、ムカッとしたりイラッとしたりして「やってないけど、なんで?」と問い詰めたくなってしまいます。
なので、自分の感情にワンクッション入れることをおすすめします。
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「あれ?頼んだことやってくれていないじゃん!」そう思ったら、次に色んな可能性を考えます。
(もしかしたら、それ以上に優先するべきことを誰かに頼まれたのかもしれないな)とか(もしかしたら、朝からずっと体調が悪かったのを我慢して、裏で少し休んでいるのかもしれないな)とか(もしかしたら、トラブルの電話があって作業を中断せざるおえなかったから遅れているのかな)とか、いろんな可能性がある事を考えます。
その可能性が、正しい正しくないは関係ありません。それを心のなかで一旦考えてみることで、感情と相手との間にワンクッションおきます。
その後にそれを踏まえた上で、「やってないけど、なにかあったの?」と聞いてみると、問いただす口調ではなく普通の会話で訊くことが出来ます。そこで、「実はこういうことがあって、まだ出来てません。」そう言ってくれたら、「今の状況だと、優先はこっちだよ。」と教えてあげたり「その場合は、そっちを優先してくれて正解だよ、あなたの判断は正しかったよ。」と肯定してあげられます。
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お客さん対応にしても、同じことが言えます。
(このお客さん、なんか感じ悪いなあ…)接客業をしていたら、必ずそういうことってあります。
なので、私はそういう時、(ここに来る前、なにか嫌なことがあったのかな?)とか(電車の時間ギリギリで急いでいるのかも)とか(もしかしたら、感じが悪いと思ってしまうような喋り方の人だけど、この人にとってはこれが普通なのかもしれないぞ、むしろ機嫌がいいのかもしれないし)とか、いろんな可能性があることを考えます。
そう思うと、イラッとしてしまうって事は、自分だけの方向から物事を見ている時だと気付きます。
相手のすべてを分かってはあげられないけど、相手にもいろんな事情や状況や可能性があるってことは想像できます。
私は、私がベストだと思うように行動している。そして、相手は相手がベストと思うように行動している。片方からだけの世界は存在しない。誰に対してもそう。
その根本は、目の前の相手を信頼する事がベースになる。
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自分の主観だけが、世の中の正解ではない。相手を信頼するってそういうことなんだと思う。
例えば、私が、こういう発信のしかたをしているのもそう。読んでくれている方が「増田希のいっていることが必ずしも正解ではない」ということを、理解してくれると思っているからこそ、「私はこう思う」を発信出来る。
「私の言うことが絶対だ」「私の言うことが全てだ」では、ちょっと変な話になってくる。
「私はこう思う」でも、それがすべてじゃないからね、自分の頭で考えてね。困った時はひとつの例として、参考になればいいな。でも別の方法が良いと思ったらそっちを選択してね。自分で決めてね。
発信する人って、そういう気持ちで発信していることが多い。だから、受けとる方も、「この人の言っていることが全てじゃない、でもこの部分は参考にしようかな」そんな気持ちでいてくれることを願っている。
大切なのは、自分の頭で考える事。あなたがあなたのことを決めること。
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ちょっと話はそれましたが、私のイラッとしづらくなる技術でした。
あ、でも、もちろん人間なので怒れることもありますし、相性が合わない相手もゼロではないです。なので、あえて、イラッとしなくなる技術じゃなくて、しづらくなる技術です。悪しからず。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。豊田市駅の移動カフェcafebusnonの希でした。