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自分のことばを持つという事
今、すごくのんびりと毎日を送っています。
これまでも、自営業の割にそんなに働いてはいませんでしたが(実は)仕事を辞めて、さらにほにゃーっと生きています。
ほにゃーっとしながら、私の好きなことってなんだろう?と、もう一度自分に問いかけているところでもあります。
出産して、落ち着いたら、きっとまた育児をしながら働きたくなる。バリバリ仕事!とまではいかなくても、何か打ち込めることがあるというのは、やっぱり素敵なこと。
それは自分の中で予想がついているので、これから何しようかなーって考えるのがすごく楽しかったりします。
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趣味なのか、それが仕事につながるのか、そういうことは置いておいて。
とにかく好きなことや興味のあること、自分の可能性をもっともっと広げておこうと、改めて自分と対話しています。
そして、何が好きなのかと考えた時に、最初に出てきたのは『ことば』でした。
『文学』ではなく『ことば』
綺麗な文章の小説、とかは実は興味があまり湧きません。本は好きだけど、文学が好きなわけじゃない。本と言ってもいろんな種類があるので『本好き』というのは全員が全員イコールではありません。
私が好きなのは、どちらかというとキャッチフレーズのようなものだったり、一言で「キュン」としたり、ドキッとしたり、短く刺さる文。
ポカリスウェットのCMとか、実は爽やかなキュンとするフレーズの宝庫。
https://www.sendenkaigi.com/summercontest/
他には、映画のポスターの決め台詞だったり、刺さるCMだったり、電車の広告だったり…
日常生活のすべての中に『ことば』は存在しているわけで、自分の頭のなかだって、実はことばで形成されています。考える時も、書く時も、伝える時も。
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このブログもそう。
仕事を辞めてからは、正直、あんまりことばが出てきませんでした。
(なんでだろう?人と会う回数が減ったからかな?インプットが少ないからかな?感性が鈍っているのかな?)
なんて、思ったりもしたのですが、昨日なんとなくピンときました。
「何かを真剣に考える」時間が働いている時に比べて減ったのではないか。今、心がとっても軽くなっているのではないか(いい意味でも、悪い意味でも)言葉が出てこないというのは、真剣に考えれていないのではないか。
そのことに気づきました。
自分の言葉を発する、ということは、自分の頭のなかを発するということ。
自分の言葉を持っている、ということは、自分の考えを持っているということ。
自分の言葉で表現する、ということは、自分の生き方を表現するということ。
【誰かのことば】ではなく【自分のことば】を使う人は、それだけで魅力的。
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ことばが好き。
誰かを元気付けれるかもしれない。寄り添えるかもしれない。受け止められるかもしれない。
そんな可能性を秘めている、ことばが好き。
何より、自分自身を一番支えてあげられるのは自分のことば。誰でも、自分が自分のことばに一番影響を受けている。
これから何かの役に立つか、立たないかはわからないけど。
それでも、やっぱりことばが好き。
好きってだけで、いい。
好きを1つ発見するということは、日々をワントーン明るくする。
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自分と向き合うのは、いろんな発見と可能性を見出せるいい時間です。
今日は、いつもよりご機嫌で1日を始められそうです♪最後までおつきあいいただきありがとうございました。連休の方もそうじゃない方も、良い夏になりますように。中島希でした。
『クラウドファンディング』最大のリタ−ンは、刺激。
先週の日曜日、ワークショップで古材で木箱を作ってきました。
ノコギリを使ったり、釘を打ったり。難しかったけど、おもしろかったです。
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場所は、豊田市の元城町。9月1日オープン予定のコミュニティレンタルスペース「kabo.」
現在、古い長屋を古材を使ってリノベーションしています。
『人と人や、人と地域が繋がるための場として、おもしろい場所を作りたい』その想いを実現させるべく、同い年の女の子が立ち上げたプロジェクトで現在クラウドファンディングにも挑戦中。
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【クラウドファンディングって、そもそもなに?】
まだまだ浸透しきっているとは言えないクラウドファンディング。
さらっと説明すると「自分のアイディアやりたいことを世に公表して、賛同者や応援者を募り、資金を調達する仕組み」です。
投資と違うのは、リターンが金銭ではないというところ。
投資は、自分の利益を最重要視するのに対して、クラウドファンディングはそこまで自分にとってのリターンを重要視させていません。
新しい商品のアイディアであれば、開発費用をクラウドファンディングで集め、完成したら支援してくれた方に送る、とか。
新しいお店をオープンする資金であれば、オープン後にサービスを受けられる権利を渡す、とか。
【共感して、応援する】いう方が強いところがポイント。
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100万円集めたい時に、1人の人から100万円支援してもらってもいい。
でも、100人から1万円、1000人から1000円支援してもらうと、始める前から巻き込む人の数が多くなる。支援者はそのアイディアを「他人事」ではなく「自分事」として認識するようになり、その数が大きくなるほど、その後の影響力も大きくなる。
1人×100万円と1000人×1000円では、始まる前からスタートラインが違う。
これからは【人を巻き込む力がある人】が生き残っていく時代なのかもしれない。
それにしても、このクラウドファンディング。挑戦する事自体が、すごく勇気のある事だなあと思う。自分のこれまでの人生で積み上げてきた信用が数字に表れるというのは、けっこう怖い事のはず。
「私の事を応援してください!」というのは、リターンを大きくして、支援者にメリットをもたらす約束をするのであれば公言しやすいが、「大きなリターンはありませんが、応援してください!」と言うのは、かなり勇気がいる。
『自分のやりたい事が必ず社会や地域を良くする』と思えなければ、本気の熱意は伝えられないだろう。
挑戦すること自体が、とてもかっこいい。
何かをやってみよう!という人の熱意にふれると、こちらも刺激を受ける。その刺激こそ、自分にとっては最大のリターンなのだと思う。
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「kabo.」の詳細はこちらから。
https://readyfor.jp/projects/kabo
クラウドファンディングはいろいろなサイトがあるので覗いてみるとおもしろいです。
世の中には、こんなこと考えている人がいるんだ〜とか、共感して応援したいなあ、とか。何か刺激を受けるアイディアがあるかもしれません。
『キャンプファイア』https://camp-fire.jp/
『マクアケ』https://www.makuake.com/
『レディーフォー』https://readyfor.jp/
最後までお付き合いいただきありがとうございました。挑戦する人が増える時代って、何だかワクワクしますね♪中島希でした。
「させる、させられる」から「してあげる、してもらう」へ
SHIEN学という考え方をご存知ですか。
私も数年前に薦めていただいた本を通して初めて知りました。
これからの働き方や、人間関係において、これまでとは考え方が大きく変わってきているということをわかりやすく書いてある本です。
これまでの働き方は「させる、させられる」という上下の関係でした。組織が大きくなるほど、その傾向は強いのかもしれません。
しかし、その考え方ではだんだんそれではうまくいかなくなっていている。それぞれが自分の得意なことを、してあげたり、してもらったり、相互に協力しながら力を引き出しあっていく。
そんな横の関係を作って、力を引き出しあう働き方がSHIEN学。そんな考え方を知った時には、ちょっと衝撃でした。
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この本の中に、興味深い項目がありました。
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これまでは「何か問題を解決するために、自分が(上の人が)解を探す」→「誰かに(下の人に)指示し、解決させる」
というのが、一般的でした。
今はだんだんと「依頼者と作業者(上の人と下の人)が、一緒に考える」という流れが出てきています。
先生と、生徒で考えると分かりやすいかもしれません。
これまでは、先生が「教える・指示する・正解を与える」という流れだったものを、「一緒に考える・正解を共に探す・先生も子どもから教えてもらう」そんな上下だけではない関係で繋がる。
お互い重なり合って、より良い方法を探す。そんなイメージです。
(トップダウン型、ボトムアップ型、といった方がわかるやすい人もいるかもしれません。)
そしてこれからの時代は、さらに関係が進化して「解が向こうからやってくる、困ったことを解決しようとする前に解決している」という時代になるのではないか、と。
SNSなどの発達により、これまで重なりがなかった部分にも重なりが生まれ、互いに「してあげたり、してもらったり」自分が得意なこと、自分が持っている技術や知恵を、互いに交換することで、社会は回っていくのではないか、と。
そんな夢のような話が書いてありました。読んだ時は、正直「まさかそんなこと起きるかな。そんなうまくいくかな。」と半信半疑でした。
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なんで、急にこんなことを思い出したのかというと、ここの所ラッキーとかハッピーとかいうだけでは言い表せられないような有難いことがたくさん起こっています。
まさに「ありがとうが来てくれる」というなんとも有難い状態。
non号を引き渡すにあたって、車の購入を考えていたら「8万キロの車でよければ、あげる」という方がちょうどいい時期に教えてくれたり。
ベビーカーとチャイルドシート買わなきゃな~と思っていたら「よかったらどうぞ」と、お世話になったお客さんに頂いてしまったり。(これまで散々お世話になった上、赤ちゃん用品たくさん頂いてしまった上、美味しいお昼ご飯までご馳走になって帰るという図々しさには自分でもびっくり。笑)
超!食べたいと思っていたケーキ屋さんの焼き菓子(朝いかないと売り切れちゃう!)を、なかなか行けないな~と諦めていたら、手土産に買ってきて頂けたり。(SNSでそのお店に対するリアクションで「好きなんだろうなー」と推測していただいたみたいで)
赤ちゃん用品が不要なものがあるけど、と声をかけて頂いたり。(たまたま買おうとしていたもの)
その他にも「自分が不得意なことや分からないこと」を得意な方が教えてくれたり。
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「ください」と発信したわけではなく、相手の完全なる御厚意やふとした日常会話から、なんか解決されてしまった!そんなことが過去にも多々ありました。
このブログを作る時も、サーバーのことがちんぷんかんぷんだったのですが、たまたま毎朝寄ってくれてた常連さんの中にサーバーの作成と管理をされている方がいて、ものすごいスピードで作ってくれたり。(コーヒーを作りながら世間話で、HP作りたいな~と何気なく話すまで、その仕事をしていることすら知らなかった)私のサーバーが作れたのはここのおかげです。「tipwebk」
ワードプレスのことが全くわからなかったのに、毎日のように来てくれた方にワードプレスが得意な方がいて親切に教えて頂いたり。初期の設定やわからないことを教えてもらって助かっています。「ノマサラ日記」
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私は、こういうのを引き寄せの法則とか、願えば叶う、とかっていう言葉で片付けるのが好きではなくて、もっと理論的な理由が必ずあると思っています。
これまでは、人と人の内情が重なり合うことは稀で、特に交わることなく通り過ぎていた関係。でも、人と接する機会が多い時や、SNSを活用していると、周りの人の状況が把握しやすく「もしよければ、自分に出来ることがあれば、得意なことで喜んでくれそうな人がいそうだ、、」と、考える素敵な人が出てきているのではないかと思います。
自分の得意なことや好きなことで、誰かがよろこんでくれたら嬉しいという人間の心理に基づいています。
この一連の流れの素晴らしいところは「してもらう」と「させる」がイコールではないところ。どちらかというと「してもらう」は「させてあげる」寄りになってい流のかもしれません。
そして、その連鎖から「ありがたいなあ、今度誰かが困っている時は自分にできることをさせてもらおう」と、プラスの循環になっていくところです。
その連鎖に入るには「自分が相手に何が出来るか」をいつも考えたり把握している必要があります。大げさなことでなくても、ちょっとしてことでも「私にできること」「相手に喜んでもらえること」を知っているというのは、強みになります。
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暗いニュースを見ていると、この先日本は大丈夫かな?心配になることもありますが、こうして別の視点から見てみると、世の中はだんだん豊かになっていくし面白くなっていくような気がします。
これから、もっと鮮やかな豊かな社会になっていくのか。暗く貧しい社会になっていくのか。
どちらを選択するも、自分次第なのかもしれないですね。
最後までおつきあいいただきありがとうございました。暑い中、頑張る社会人にエールをこめて。中島希でした。
失うことと、得ること
何かを失ってしまった時、それは同時に何かを得ているということ。
そして、何かを得たい時、何かを手放す覚悟をする必要があるということ。
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一泊二日の伊豆旅行、行ってきました。
伊豆、なんか好きです。そんなに遠くないし、海もきれい。お魚も美味しいし、海沿いのドライブは気持ちがいい♪
今回は稲取温泉の旅館に泊まってきました。
マタニティ旅行ということで、美味しそうなお刺身は封印。お酒も、封印。
そもそも、妊娠前は『何年も禁酒なんて出来るかい!』と思っていたのですが、何とかなるものですね。
コーヒーは、カフェイン中毒というわけではないので、わりと大丈夫だったりしてます。
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お腹に子どもがいる状態だと、どうしても行動にも制限が出てきます。
本当は、ダイビングもしたい。やってみたい海の遊びもある。もう一回バンジージャンプもしたい。
何より、暑い日の昼間っからビールを飲みたい!!!
歩くだけで息切れするし、体重制限も気をつけないといけない。
(つわりがまったくない私ですらそんな感じなので、つわりがひどい方はどんなにしんどいのだろうと思います。)
それでも、それを超える楽しみが待ってる。そう思うと、この制限のある身体ですら愛おしく思います。ポコっとお腹の出た笑えるような体型ですら、超キュートです。
生まれたら、きっと時間の自由や気ままな行動、無計画な遊びなんかも制限がかかる。
それでも、愛するものがある。大切なものがある。
それは、きっと、とてつもなく恵まれたことで幸せなこと。奇跡のようなこと。
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恋人と別れてしまった。
だからこそ、得られるものがある。
職を失ってしまった。
だからこそ、拓ける道がある。
何かを失ってしまったら、それと同時に大きな何かを得ている。そのことに気付こうが気付かなかろうが、必ず何かを得ている。それを活用するかしないかは自分次第。
そして、何かを得たいのであれば、何かを手放す覚悟もまた必要なのかもしれない。
すべてを手放す覚悟で得たものは、自分にとって本当に大切なものなのかもしれない。
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大丈夫。
今だからこそ、拓ける道がある。今だから挑戦できることがある。
怖くなったら、いつでもここへ来たらいい。大丈夫、大丈夫。
ホタルの一生、人間の一生
暑い日が続きますね。我が家も、山にあるとは言えだいぶ暑くなってきました。
私の住んでいるドームハウス。冬は暖かそうだけど夏は暑いんじゃないか?という予想を見事に裏切らず、暑いです。家中の窓を開けて、天井のシーリングファンを回しても、やっぱり暑い。
家の構造のせいなのか、天気や湿度のせいなのか、妊婦のせいなのか、毎年とはまったく違った暑さを日々感じています。
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だんだんお腹が目立つようになってきて、産婦人科では「ご飯食べすぎないように!運動するように!」と警告が入ったので、家の周りをお散歩することに。
家の周り、およそ1キロ。たった1キロとはいえ、相当な傾斜があるからけっこう辛い。
日中は「この暑さの中で動いたら死ぬんじゃないか」ってくらい体力が衰えているので、夕方にお散歩することにしました。
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昨日のお散歩中、チカチカ光るホタルを発見。
それも、1匹2匹ではなく、30~40匹。はっきりとした発光ではなく、小さな小さな光。思わず見とれてしまいました。
ホタルと言えば、水のきれいな場所にしか生息できず、都会では見ることが出来ない昆虫。
家の近くで見つけられるというのは、とっても嬉しいことです。
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ホタルは寿命が短く、すぐに死んでしまうことでも有名です。
なぜ、すぐに死んでしまうのか。
それは、口が退化して水しか摂取できなくなってしまったから。だから、その限られた1、2週間で子孫を残すために必死で光る。
生きるために産まれてきたのではなく、『次に繋げるためだけ』に産まれてきたと言っても過言ではない。
じゃなきゃ、口が退化するなんて、変だ。
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人間は、子孫を残すことだけが存在する目的ではない。と、私は思う。
残すも残さないも、各々の選択の自由。生む決断、生まない決断、やむおえず生まないということもある。生みたいけど、生めないということもある。
それは非常にデリケートな問題であり、他人がズカズカと入り込んでいい領域ではない。
なにが正しいでもないし、なにが間違っているでもない。
ただ、少子高齢化が深刻な問題になっているのは事実。子どもを育てることに積極的になれる仕組みが必要だ。
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ホタルの生まれる目的は、超明確。迷いも何もない。迷っていたら、すぐに死んでしまう。
人間は、水以外の美味しいものも食べれるし、子孫のことも選択もできる。楽しい遊びも出来るし、『好きなこと』を追求する権利もある。笑うことも出来るし、何度も恋をすることが出来る。
それでも、自ら死を選ぶ人もいる。
『選択できる』ということを、自らの為に使いこなすことが出来る人。
『選択できる』ということによって、自らを不幸に導いてしまう人。
『人生は自分が選択したことの積み重ね』ということを理解し、目の前に起こることを他人のせいにしない人は、幸せに気付けるのかもしれない。
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私は人間に与えられた『選択できる権利』を、自分の幸せのために存分に使いたい。そう、自分の人生に貪欲なのだ。
自分の生き方に欲張りなことは、決して悪いことではない。ハッピーで過ごすために必要なことなのだ。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。昨日あったホタルに、今日も会えますように。中島希でした。
あの時の、茶色いお弁当
旦那さんが仕事の日は、お弁当をつくる。
別に節約というわけではないし、料理が上手なわけでもないけど、仕事を辞める前から決めていたこと。
「もし自分が仕事を辞めるときがきたら、お弁当つくろ♪」
コンビニや外食は、飽きる。それは自分がよく知っている。
押し付けたくはないし、強要するわけでもないけど「家族のために頑張って働いてくれる彼に対して、なにかしたい。」という自分の気持に従うまで。
(子育てが超大変になったら、どうなるか分からないけど)
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昨日の朝、こんなことを言ってくれた。
「やっぱり、手作りのお弁当っていいね。いつもありがとう。」
(私、自分で自分のことは褒めるくせに、急に人から褒められると照れてしまう)
感謝は求めるものではない。それでも、やっぱり「ありがとう」と言われるのは、嬉しい。
そして、ふと思い返す。
高校生の時の私は、お母さんに「お弁当ありがとう」と伝えていたっけ…。
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高校生の時、いつもお弁当を作ってもらっていた。
いつも地味なお弁当で、茶色のお弁当の中身を見て、なんだか恥ずかしいと思っていた。
友達はカラフルなお弁当でかわいいのに、私のお弁当は地味だなあ~なんて思っていた。
冷凍食品や、加工食品をほとんど使っていなかったお弁当は、どうみても「かわいい」から程遠かった。
でも、今思えば、それはすごく大変なことなのだ。
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私の分とお姉ちゃんの分。毎朝、お弁当を作る。
仕事のある日も、毎日。毎日。
それを当たり前のように受け取って、当たり前だと思っていたから「ありがとう」という言葉をきっと、、、伝えていない。
「学校から帰ってきたら、お弁当箱くらい洗っといてよ!」と、仕事から帰ってきたお母さんによく怒られていた気がする。
今思えば「おっしゃるっとおりです」と、反論の余地もない。
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あの時は、分からなかったこと。
あの時は、感じなかったこと。
あの時は、言えなかったこと。
そんなことが、オトナになるにつれてどんどん出てくる。それを成長と呼ぶのなら、この先の自分の変化が楽しみで仕方がない。
年を重ねることは、豊かになること。ワクワクすることなのかもしれない。
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今なら、まだ間に合う。たくさんのありがとうを思い返して伝えないと。
伝えられなくなる日が来る前に。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。さ、卵焼きの練習しよう。中島希でした。
幸せになる権利と義務
最近、よく夢をみる。
今まで、覚えている夢をみることは少なかったのだけど、ここのところははっきりと覚えている。
そもそも、妊婦は夢をよく見るという。もう少しお腹が大きくなるとさらに眠りが浅くなり、その影響もあって夢をみるようだ。
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夢にもいろいろある。
ハッピーな気分で起きられる夢、ダメージを受けて起きる夢、なんだか不思議な夢。
最近見るのは、ダメージを受けている状態で起きる夢。夢に出て来るのは、いつも自分の過去にあった出来事。
自分が誰かに対して、傷つけてしまったことや、裏切ってしまったこと、悲しませてしまったこと、そういう自分の中の罪悪感が起こりやすいような状況がそのまま夢に出てきたりする。
お世話になった会社を辞めてしまったこと。
大切にしてくれた人を、大切にできなかったこと。
守るべきものを、守れなかったこと。
SOSを、受け止められなかったこと。
そして、夢の終わりの方で、ナレーションが私に問いかける。
『こんなことをしてきたのに、今、そんなに幸せそうに暮らしていていいのか?』
『お前が幸せになってもいいのか?』
そんな声が聞こえてくる。
ね?なかなかのダメージをある夢でしょ?笑
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人はみんな、何かを傷つけたり、裏切ったり、迷惑をかけたりしながら生きている。
家族かもしれないし、パートナーかもしれないし、仕事の人かもしれないし、自分かもしれない。
『開き直る』と言ったらおかしいのかもしれないけど、その時の自分を今の自分が責めてもしょうがない。
(あの時の私の選択は、正しかった。)(そうすることが、ベストだった。)(私を守るための手段だった)
そうやって自分を許すことも、強さのひとつだ。
それでも後悔してしまうようなことがあるなら、これからの選択で気をつければいい。
これから関わっていく人を、大切にしていったらいい。
幸せになる権利がない人なんていないし、幸せになる義務を持たない人なんていない。
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だから、私はそのナレーションの声が聞こえると、こう答える。
『今、そんなに幸せそうに暮らしていていいのか?』
『お前が幸せになってもいいのか?』
「いいに決まってる。私には、その価値がある。」
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自分を許す強さを持つことは、他の誰かを許す強さを持つことだ。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。そろそろ、美味しいものをお腹いっぱい食べているようなハッピーな夢が見られますように。中島希でした。
『なぜ、潰れないのか』スナックとNONの共通点
魔法のコンパスを読んでから、キングコング西野さんのブログをちょくちょく読んでいます。
この前、面白い本の紹介がありました。
https://lineblog.me/nishino/archives/9286612.html
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記事自体が、『人生の勝算』という本の紹介なのですが、早速読んでみたくなり購入。
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この西野さんのブログの記事にも本文を引用してあるのですが、『なぜ、スナックが潰れないのか?』という部分が、cafebusnonに当てはまりすぎて、面白かったので紹介します。
なぜ、町の小さな(そんなに流行っていなさそうな)スナックは潰れないのか。
1、スナックは、そもそも固定費が少ない。損益分岐点が低い。
2、スナックのママはだいたい『完璧』ではない。だいたい『余白』がたくさんある。一緒に飲んで潰れてしまったりすることもある。でも、完璧ではないからこそ、お客さんが一緒になってその『余白』を埋めてくれようとする。
3、そんな客さん同士が協力して、そのお店を存続させようと頑張ってくれる。宣伝してくれたり、片付けしてくれたり、買い出しに行ってくれたりする。
4、それと同時に、お客さん同士が仲良くなりコミュニティが出来上がる。共通の話題、共通の合言葉のようなものが出来上がる。仲間意識が出来上がる。
5、次第に、お客さんがお客さんという意識ではなく、一緒にお店を作り上げているという内側の目線になってくる。こうなったお店は、なかなか潰れない。大きな売り上げではないにしろ、日々の売り上げを積みあげていける。
だいたい、こんなような内容。(もっとしっかりと書いてあります。)
これを読んで、「あ、だからcafebusnonは潰れなかったんだね!」と納得。笑
大事なのは、ママは完璧ではないというところ。みんなが協力したくなってしまうというところ。(私みたいに、完璧ではないフリでも良し。笑)
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AKBのファンが協力して、推しメンを上位に!と応援するような感じにも似ている。
お客さんが、一緒になって戦ってくれる。応援してくれる。
小さなお店って、大きなお店とは違って、こういうことが日常的にある。
お客さんが、親近感を覚えるような、自分もお店側の人間の一部というような感覚になってくれる。
だからこそ、どんなに雨の日でも雪の日でも「大丈夫か~?」と顔を出してくれる人がいた。
モノとお金という交換ではなく、そこでの関係や居場所にお金を払ってくれている人がきっとたくさんいたのだ。
改めて、たくさんのお客さんにありがとうと言いたくなった。
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西野さんの記事、よかったら見てみてくださいヾ(@⌒ー⌒@)ノ
記憶の中で希望を与える『クラークケント』
27・28・29と、キャンプに行ってきました。
今回は、山のキャンプ。岐阜県郡上市の阿弥陀ケ滝のすぐ近く、OUTDOOR STYLE-AMIDAという新しいキャンプ場。 HPはこちら
郡上市は、ちょっと懐かしい場所でもあります。8年くらい前、前職の事務職を辞めてから、上京するまでの数ヶ月間、住み込みでバイトをしていたダイナランドというスキー場があるところ。
なんでダイナランドで働くことになったのかというと、当時、「リゾートバイト」という響きに憧れていて、どうしてもしてみたかったから。「上京したらできないから、今のうちにしとこう!」みたいな安易な考えだったと思います。
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2か月くらい住み込みで働けることになり、初めて家を出て生活することが新鮮で楽しかったです。そういえば、その時まで洗濯機の使い方を分かっていなかったなあ…。
柔軟剤と洗濯洗剤があるということを知らず、柔軟剤で洗濯をしていたら「それじゃあ洗えないよ。」と教えてもらったような記憶があります。今となってはいい思い出です。
その、郡上市の白鳥というところに、エアストリーム(銀色の牽引タイプのトレーラー)でカフェをやっているお店がありました。
まさに、移動しない移動カフェ。
その時の、一緒に働いていた子が「カフェをやりたいんだったら、一度行ったほうがいい!いろいろ聞いてみなよ!」と連れて行ってくれました。
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店主さんは、50代くらいのおじちゃんでした。
そのダンディーなおじちゃんに「私もいつかこういうカフェの仕事をしたいです」と言って、アドバイスをしてもらった記憶があります。
その時のおじちゃんの反応は「カフェの経営ははっきり言って人にはオススメしないけど、どうしても何か目的があってやりたいならやってみたらいいんじゃない。」
そんな感じだったと思います。
まさに、今私が誰かに聞かれたたら同じようなことを言うと思います。
クラークケントは20歳の私にとっては、すごく刺激になりました。こんな形でカフェができる!というのは大きな希望になりました。
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たまたまですが、旦那さんも当時の彼女さんとクラークケントによく来ていて常連さんだったそうです。「まだやってるかな?おじちゃん元気かな?」そんな話をしながらお店の前を通ってみると、、、
もう、そこにはお店はありませんでした。今年の3月あたりに閉店されたようでした。
15年間、周囲の方から、スノーボーダーから、バイカーから、きっとたくさんの方から愛されていたお店。そこにいつもあったものが無くなるっていうのはこういう感じなんだなあと思いながら、少し寂しい気持ちになりました。
もしかしたら、NONのお客さんもこういう気持ちになってくれたのかもしれないなと思うと、申し訳ないような嬉しいような複雑な気持ちです。
もしお店のスタイルを残しながら、オーナーさんだけ誰かに引き継いでいたら、そこに暮らすお客さんの救いになったのかな。
そんなことも考えました。
いろんな事情があるから、どうしようもないことだとも分かっていながら。
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私の力不足で、NON号の置かせてもらっていた場所に、次のオーナーの「ハルちゃん」を引き継ぐことが出来なかったので、それが自分の中で心残りなのかもしれません。
(ただ、着々と、ハルちゃんに車を引き継ぐ準備はしています。営業場所と、オープン時期がわかり次第またお知らせします。)
この先、場所は変わっても、どこかであの車は元気に営業してくれる。そう思うと心の中に光が灯るような気持ちになります。
もしかしたら、クラークケントのエアストリームも、どこかで元気に営業しているのかな。そうだったら嬉しいな。
閉店しても、記憶の中で誰かに希望を与えることが出来る。そんなお店や人でいられたら、これほど幸せなことはないんじゃないかな。
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郡上のキャンプは、いろんなことを思い出したキャンプでした。いつもキャンプは行くたびに新たな発見と喜びがあります。今年はあと何回行けるかなあ…。
最後までおつきあいいただきありがとうございました。帰っても、結局、山の中から。中島希でした。
これからを生き残るために。
動物は、長所を伸ばす天才だ。
昨日、アメトークを見ていたら動物大好き芸人をやっていた。
いろんなおもしろい動物が出てきた。
印象的だったのは、どの動物も、長所と短所がはっきりとしているということ。
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キリンの首は長い。首が長いがゆえに、首で最強の攻撃ができる!でも首が長いがゆえに、超高血圧。(脳に血液を送るため)
チーターは、速さを誇る動物。でも、速さを追求したため、骨はもろい。顔も小さいため、顎の力も弱い。
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生き残るためには、何かに特化している必要があった。
みんなと一緒ではなく、自分が得意なことを伸ばしまくる必要があった。
【出来ないことには目もくれず、出来ることに全力を出したほうがいい】と気付いたのだろう。
もし、みんながバランス良くなんでも出来るようになろうとしたら、動物界はさぞつまらないものになったであろう。
みんな、まあまあ。そんなのは、きっと面白くない。
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どの動物にも長所と短所があって、それが当たり前だということ。
すっごくいい所がある動物の短所を見て、幻滅するだろうか?
「あそこがダメだから、ダメなやつ」とは決してならない。むしろ、そんなところも可愛く思えてくる。
人間だって、一緒のような気がする。
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得意なこと。不得意なこと。
みんなそれぞれあるから、おもしろい。全員がなんでも出来るようになったら、きっとおもしろくない。
長所と短所という言い方すら、間違っているのかもしれない。
長所は行き過ぎれば短所になり、短所は見方を変えれば長所になる。
ある人にとっては長所でも、ある人にとっては短所かもしれない。そうなると、長所短所ではなく『特徴』と言った方が、しっくりくる。
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なんでも出来るようにならなくちゃダメだ、と思っているのは人間だけなのかもしれない。
それは、自然の摂理に反することなのかもしれない。
欠点を受け入れた時、初めて自分の人生を生きられる。
自分の人生も、得意なことを伸ばしていけば良い。これからを生き残るために。
そんな勇気を動物から受け取った。今週も、のんびりと良い週末でした。
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最後までおつきあいいただきありがとうございました。やっと梅雨らしくなってきた足助の山から、中島希でした。