笑顔に必要なのは、笑顔の練習じゃない。
「笑顔が上手くなるためには、どうしたらいいですか?」「なんでいつも、笑っていられるんですか?」カフェで働き始めて、よく言われるようになった言葉です。笑顔の発信源になりたい、と思っていた私にとって何よりの言葉。とても嬉しく思います。
でも、ちょっと待ってください。
うまく笑うってなんでしょう?赤ちゃんの時から、みんなとびっきり上手に笑えているはず。笑顔に上手と下手があるのだろうか?
昔、写真を撮ってもらう時に、「あなたは120%の笑顔より80%くらいの方が写真写りがいいから、ちょっと笑顔を抑えてもらえる?」と言われたことがありました。もしかしたら、80%の笑顔が俗に言う笑顔が上手ってことなのかもしれません。でも、その言葉に違和感を感じてから、写真写りなんてどうでもよくなりました。私は私が感じたままに笑いたい。そうしたら、笑顔を誉められるようになりました。
私、思うんです。いつも笑っている人って、笑顔が上手なんじゃなくて、自分が笑顔になってしまう環境を自分で知っている人、作れる人、だと思う。笑顔を練習するわけじゃない。したい事を思いっきり楽しんで、好きな事をたくさんして、自分が笑っていられる環境を、自分の力で整えられる人。だから、笑顔の裏には強さがある。
もちろん、練習したり無理矢理笑顔をつくることも出来ます。ただ、意識してつくった笑顔は、無意識で発している笑顔とは、異なる。愛する人、愛するもの。それを見つめるときは、きっと、みんな優しい笑顔なはず。我が子を見つめるお母さんは、見とれるほど素敵な表情をしている。
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目の前の人を愛してみる。自分の主観は置いておいて、目の前の人を愛すると決めてみる。
好き、か、嫌いかは感情を基にした判断だから、変えられないかもしれない。でも、愛するか愛さないかは、判断ではなく意志である。意志は、自分で決められる。それが出来るようになった時、笑顔が素敵になるんだと思う。
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笑顔って、本当はすごく奥が深いものなんだ。私は、おばあちゃんになった時、目尻に深くわらいジワが刻まれるような生き方をしたい。だから、そんな毎日を送りたい。
最後まお付き合いいただきありがとうござました。豊田市駅の移動カフェcafebusnonの増田でした。
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