【躾】身を美しく、とは
子どもに注意すること
8ヶ月になることから、つかまり立ちしだしたつむつむくん。最近では、なんとなく言葉も理解しているようで、私達の掛ける言葉に相応のリアクションをすることも増えました。
たとえば「すごい!出来たね~!」といえば、嬉しそうに「わ~あ~」と言って拍手したり、怒られた時には、顔を歪ませて不服そうに「えぇ~(´;へ;`)」と言ったりします。
成長という名のいたずらが始まったつむつむくん。まだ正確には意味は分からないかもしれないけど、命の危険があることや、お友達に嫌な思いをさせてしまうことに関しては、今のうちから【なぜそれをしてはダメなのか】という理由をつけて注意するようにしています。これは、私自身の「叱る練習」でもあります。
なぜ理由をつけて注意するのか
子育てを勉強したわけではないし、経験したわけではないのですが、理由をつけて注意するのには【いずれ、自分で良し悪しを考えられるように】という意図があります。
「それは、ダメ」「コラ!」だけでは、子どもにとっては「なぜいけないのか」が分からない。
それに、時と場合によって、良し悪しは変わってきます。もう少し大きくなったときに、自分の頭で考えられる人になって欲しい。それは私の願いの一つでもあります。
躾の語源は、しつけ糸から
躾とは、身を美しくと書きますが、その語源は着物などを縫うときの工程のひとつ「仕付け」からきているそうです。
しつけ糸は、縫いやすいように仮におおまかに縫っておくものですが、仕上げて着るときには抜いてしまいます。
最終的には、しつけ糸は不要になります。ずっとつけたままにしておくことはしません。
躾も同じで、いつまでも親の決めた【いい悪い、という型】にはめておくのではなく、最終的には誰かが決めた型が必要ではなくなるように、いずれ外しても大丈夫なように。自分で考えて判断できることを目的にしているのではないか、と思います。
身を美しく、とは日本人らしい漢字の作り方だなあと感心します。【美しい味】と書いて【美味しい】と読む、いうCMにもハっとしましたが、身が美しいと書くセンスも素敵。
理由をつけて注意するようにしてから
理由をつけて注意するようにしてから、どんな言葉を選べばいいのかを考えるようになりました。
例えば、遊んでいるときにはボールを持っては離す(投げる)というのは、褒められるのに、ご飯中にスプーンを落とすと怒られる。子どもにとって、スプーンを落とすのは悪気があってやっていることではない。
だとしたら。「コラ!」という言葉だけでこれを伝えるのは、混乱するのではないか?と思います。
今はなぜダメなのか、今はなぜいいのか。
目的は【今、その行動を止めさせる】のではなく【どうして今、それをするべきではないのかを理解してもらう】にある。
そして、今のうちから言葉できちんと伝えるということを意識してから、イラッとして「もう!ダメって言ってるのに!」と感情的に言葉を出すのではなく、一呼吸おいて冷静に伝えることが出来るような気がしています。これに関しては、自分にとってイライラが減るという効果がありそうです。
とはいえ、いつ何時も冷静に伝えるというのは、なかなか難しいのかもしれません。ついつい「ムカッ!イラッ!コラーーーッ!」としてしまうことも、今後も多々あると思います。(特にイヤイヤ期は、大変そうなイメージ)
それでも、これから何年間かは、親の言葉選びがかなり重要になってくるのではないかと思っているので、自分なりの方法で息子との毎日を過ごしていけたらいいなあと思います。
今日から8月ですね。今日も穏やかな1日になりますように。ナカジマノゾミでした。
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