【何にもやれないこと】が今1番やりたいこと
あぁ、また腕の中で眠ってしまった。
夕方。
私の腕の中で寝落ちしてしまうつむつむ君。すやすや、本当に気持ちが良さそうに寝てくれる。さっきまで、眠れなくて散々泣いて、泣いて、泣き叫んでいたのに。今は仏のような顔で眠っている。かわいいなあ…
夕方の、忙しい時間。
洗濯物を畳みたいし、ご飯だって作りたい。そろそろ外が暗くなってきて、電気をつけないと、、、カーテンを閉めたいし、トイレにも行きたい。
でも、ぎゅっと私の親指を握りながらすやすやと寝ている寝息を聞いていると、彼の目が覚めるまでは、このままでいようと思ってしまう。
そういう間にも、どんどん空は暗くなってきて、いよいよ電気をつけないと…
君は、あとどれくらい眠るのだろう。
やりたいことは山ほどある。でも、今は、こうして君の寝息を聞いているのが、一番やりたい事なのかもしれない。
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今日は顔に傷を作ってしまった。眠たいのに寝れなくて泣き叫んでいた時、君が私の顔を引っ掻いた、小さな傷。小さな傷だけど、地味に痛い。
心のなかで「引っかいたね!親父にも引っかかれたことないのに!」とかなんとか言ってみる。「お嫁にいけなくなったら、責任取ってよね!」とかなんとか言ってみる。
この顔の引っかき傷は、君と正面から向き合った証だ。(あと、爪を切ってあげるのをさぼった証)
そう思うと、鏡を見るたびに優しい気持ちになる。
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君はまだまだ起きそうにない。もう少し、もう少しだけ、君の寝息を聞いていよう。
君の目が覚めるまで、もう少しだけ。
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きっと、ママってみんなどこかしらこういう気持ちを感じている。
だから、世間のパパさん達。家に帰ってきて、家事が全然出来ていなくても、ご飯がちょっと遅くなってしまっても、ぜひともママを責めないで頂きたい、と切に思う。
やりたくても出来なかったこと、途中かけで中断して子どもに向き合っていたこと、動くに動けない事情があったこと、それでも「今日は大変だったのよ」と言えないママだって、いるかもしれない。言い訳できないママもいるかもしれない。
帰ってきて、いつもよりちょっと家の中が散らかっていたら「今日は、大変だったのかもしれないなあ」「いつもより、子どもと向き合ってくれたのかもしれないなあ」と、目に見えない部分の想像力を働かせてみて欲しいです。
そして、ママたちも。
パパが仕事で辛いことがあったり、悔しいことがあったり、嫌なことがあったのかもしれない。穏やかな気持ちで話を聞けない心境かもしれない。もしかしたら…。そんなことを想像してあげるべきなのだと思う。
優しさって、きっと、想像力のことだから。
どこまでも前向き!
は大好きです(^ー^* )フフ♪