重要な、3分という時間
先日は久屋大通公園にて、イベントでの出店でした。ありがとうございました。
イベントに来ると、提供スピードの遅さに申し訳なくなることが多々あります。1人、2人ならまだしも数人並んでいると、結構なお時間をお待たせしてしまいます。お待ち頂いたお客様、申し訳ありませんでした。
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注文頂いてから、提供するまでの約3分。普段の営業では、特にこの3分は非常に大切な時間だと思っています。真剣にコーヒーを作る、だけでなく相手の事を想像し、全力で考える3分にしたいから。
常連さんだから とか初めてのお客さんだからとかはあまり関係ないです。そこだけに集中したいから、集中しているお客さん以外の情報を一時中断するようにしています。
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いつものお客さんであれば…
仕事の合間かな?お休みの日かな?今、寒いかな?暑いかな?甘いのってことは、疲れてるかな?この前の話、どうなったかな?いつもの電車、間に合うかな?
とか・・・
初めてのお客さんであれば…
どうしてここに寄ってくれたのかな?いつも通るのかな?誰かに聞いてくれたのかな?スーツケースだから、出張かな?どんなコーヒーが好きかな?あんまり喋りたくない人かな?喫煙のお供に買ってくれたのかな?急いでいるかな?
とか・・・
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それによって、帰りにかける言葉は、なにが最適か変わってくる。どんなコーヒーを、今、1番美味しいを感じるか?も変わってくる。今、最優先しているのは何か、を想像することも出来る。
そして、その時間が、その3分が、私にとって、最高に楽しい時間。
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だから、注いですぐにお渡し出来るもの、だとダメなんです。並んでいる人のオーダーをどんどん聞いて、ひたすら効率よく作っていくと、いうことも極力、避けるようにしています。
(オーダーしてしまうと、時間がないからやっぱり辞めよう、と思った場合に、言いづらくなってしまうと思うので)
他の人と会話しながら、別の方のコーヒーを作る事も避けるようにしています。どんどん提供しなきゃいけない!という大きいイベントは向いていないのかもしれないです。
移動販売って、バンバン売ってなんぼ。大きなイベント行って、なんぼ。そんなイメージがありますが、こんな、超逆向き路線マイペース人もたまにはいるみたいです。
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最近では、有難い事に日頃から、お待ちいただいてしまう日も多くなりました。お話に来てくれたのに、ゆっくり会話をできないと申し訳ないなあ、と思うこともあります。ただ、ひとつだけ言える事は、
あなたのコーヒーを作っている3分はあなたの事だけを考えています。
いつも、ありがとう。
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