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移動販売のこと〜信頼関係について〜
先日は日常の移動販売について、すこーしだけ書かせて頂きました。
でも、本当は、まだまだ書きたいことがあるので、ちょくちょく書いてきます。『それを書いて、あなたの何になるの?』という、ツッコミも頂きました♪こういうの、ありがたいです。
改めて、自分自身考えるきっかけになります。
何になるのか?伝えることに、意味はあるのか?もちろん、意味は、あります♪1つは、自分が今までいろんな方から教えてもらったこと、受け取ってきたことを、次の人に伝えることが先輩や恩人に唯一出来る、恩返しだから。
もう1つは、大切だと思うことを、言葉にして、発信して、改めて見つめ直すことで、自分自身にさらに刻み込むため。
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移動販売の特徴。
移動販売って、はっきり言ってしまうと信用を得るのが難しいです。信用を得る、どころか、最初はマイナスからのスタートだと思う。《いつ、どこにいるのかわからない。》
《売れる場所に、行くんでしょ?》そんなイメージが強い。
イベント型の移動販売ではなく、日常型の移動販売をやりたければ。お客さんに信用してもらうこと、信頼関係を築くこと がとっても大切になってくる。
一気に創れるもの、じゃない。少しずつ、一歩ずつ、築くもの。その為に大切なのは、
いる、と決めた日には、必ず居ること。
当たり前すぎて、ピンとこないかもしれませんが、その繰り返し、しかないと思う。
例えば、お客さんがリピートしてくれようとして、足を運んでくれて、でも、居なかった場合、お客さんはなんで居ないのかな?と、考えます。それが、『その曜日は居ませんよ』という事が、発信できていれば、お客さんは納得出来ます。お店でいう、『定休日』みたいな感じです。
だけど『お店都合で、今日は居ません』となった場合は、あ~あ、と残念な気持ちになります。求めてくれていた分だけ、さらに残念な気持ちになります。『臨時休業』みたいな感じです。
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営業していればいろんな事があります。臨時休業しなければいけない場合も、当然あります。体調が悪い時も、機械や車の調子が悪い時もあります。臨時休業 自体がいけない訳ではなくて、それを軽く扱ってしまうこと、が危険ではないか と思います。
毎回、全員のお客さんが、営業日と営業場所を調べて来てくれる、とは限らない。いつやっているか分からないお店に、ふらりと行こう、とはなかなか思わないのではないか。店舗がないだけに、≪今日は○○のためお休みです≫という張り紙も出来ません。
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私は、今は、火・水・木・金 は必ず豊田市駅にいる、と決めているので、平日の出張依頼は受けません。いくら金額が大きくなっても。その1日、売り上げた金額 と その1日、信用を得ることは比べられないほど、後者のほうが大切だと思うから。
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お店であっても、移動販売であっても、どんな職業であっても、お客さんと信頼関係を築くことって本当に大切だと思う。人柄を伝えることも、商品を気に入ってもらうこともとっても大切。だけど、そのベースには日々の積み重ねの行動 があってこそ。
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売れるから、営業するのではない。
いつもいるから、売れるようになるのだ。
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移動販売のこと〜距離感について〜
日常の移動販売について、シリーズ。書いていたら、とっても楽しくなってきて、改めて、この仕事が大好きなんだなと気付きました。バリスタ という仕事 そして、ちっちゃいお店を持つということ。
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バリスタって、コーヒーを淹れるのだけが仕事じゃなくて、コーヒーや空間を通して、目の前の人を笑顔にできる仕事。来た時よりも、少し優しい気持ちで帰ってもらうこと。そのために、全力を尽くすこと。
それが、自分たちの仕事。だから、大好きです。
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移動販売を始めるときの大きな魅力の1つとしてまず、挙げられるのは資金が少なくても開業できる、ということです。…
が、私はそれ以上に、移動販売ならではの魅力があると思っています。それは、お客さんとの距離が非常に近い、という所です。物理的にも、心理的にも。
以前、店舗のカフェで働いていた時に、お客さんとの距離が遠いことに違和感を感じていました。
『お客さん』と『店員さん』それはそれで、いいのかもしれない。マニュアル化した仕組みも人数が多ければ、必要なこと。それはそれで、いいんだと思う。
でも、マニュアルがある仕事 は、《私じゃなくてもいいんじゃない?》《他の人でも出来るんじゃない?》私には、私にしか出来ない仕事があるんじゃない?
それが、今の形につながっています。
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距離が近い、というのは お互いに、相手を認識している、ということ。他人のようで、他人じゃない。他人ではあるけど、知っている。「おはよう。」とか「いってらっしゃい。」とか。
いつも通りに言える関係、っていうのかな?
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地元を離れて、家族とも離れていた時、仕事場ではないところで、なんでもない日常会話をする場所が
本当に、なかった。自分から人を誘って、遊びに行くっていうタイプでもないから、休みの日は本当に言葉を発しなかった気がする。コンビニの店員さんに「ありがとう。」っていうくらい。笑
別に、深い話を聞いて欲しいわけじゃない。ただ、自分っていう存在を認識してくれている人がいたら、場所があったらいいな、って思ってた。移動販売って基本的に規模が小さく、小さな商売でもあるから、そんな場所になれる可能性が高い。
自分とお客さん そして
お客さんとお客さん
お客さんとお客さんが、当たり前のように何気ない会話ができるのって、私にとっては、大きな魅力だなって思います。
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喋りたかったら、喋ったらいい。喋りたくなかったら、喋らなかったらいい。
少し離れたところで、静かに飲んだっていい。本を持ち込んだって、青空をぼーっと眺めたっていい。
次のお客さんが待っているから、って気を使って帰ることもない。お気に入りの場所で飲むこと、が1番の特等席。そんな自由さが、好き。そんな距離感が、好き。
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この仕事に、私は生き方を気付かせてもらった。
この仕事に、私は人として大事なことを教わった。
仕事から得るものって、お金だけじゃない。もっともっともっともっと大きなものを得ている。
働くことを通して、幸せを感じられる人が増えること。その手伝いが出来たら、いいなあ。
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移動販売のこと〜日常の営業について〜
先日からパソコンの機嫌が悪いみたいです。画面が揺れて、横線がはいります。
トントンっと叩いてみたけど、直らない…。7年使ってるもんね。そろそろ買い替えかな~。
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昨日は、TOYOTA jazzsquareというイベントでした。
駅前にたくさんのステージが出現して1日中、生演奏を感じられる。かっこよかったです。コーヒーを淹れながら、目の前のLIVEを感じる。いい仕事です。
いつもの場所 から、たまに移動すると刺激があります。
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移動販売って、そもそも こういうイベントで活躍すること、が一般的でした。
《いつもはいらないんだけど、今日だけお店が欲しい。》そんな要望に応えられるのが、移動販売。
思えば3年前、移動販売セミナーに行った時に、イベントに行かなくても成り立つような、《日常の移動カフェ》あんまり移動しない、移動カフェをやりたいです、と相談した時、
「東海ではあんまり前例がない」「でも、やれない事はない」と、言ってもらいました。今は、なんとなく、それに近い事が出来ているような気がします。ありがたい話です。
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イベント中心ではなく、コツコツと移動販売をしたい。そういう相談も頂くようになりました。日常の移動販売、となると、いくつか条件のようなものが出て来ます。
一つ目は、メニュー。
イベントなら食べるけど、普段はそんなに食べないもの だとやっぱり難しい。《それは、毎日食べたいものか》《日頃から、食べたいと思うものか》
二つ目は、クオリティ。
これは当然だけど、その場で買ってもらうだけでなく、リピートしてもらうには、当たり前に必要なこと。期待を超えること。イベントでももちろん、リピーターさんや期待を超えたクオリティが必要です。が、魅せ方やインパクトで売れてしまうことも あったり、なかったり…
三つ目は、場所。
移動できる分、自由。と、思われていますが、実際には、めちゃめちゃ不自由。貸してもらえる場所で、なおかつ、自分の商品を必要とされている場所。
例えば、私の場合、スーパーの前では出店しません。少しでも安く、家族のためにお買い物してきたお母さん、が両手に荷物をいっぱい持っている。その状況で、一杯400円近いコーヒーを買いたいかな?
早く帰ってお魚を冷蔵庫に入れないと!と思う人がほとんどじゃないかな?
逆に、朝から頑張るお父さんたちが、シャキッと目覚めの一杯を求めてくれる。だとしたら、そういう通勤路にあたる場所はちょうどいい。ただ、その場合は通勤時間帯の7時か8時には、営業していた方がいい。そして、送り出す時は、今日も頑張って!行ってらっしゃい!の笑顔も忘れずに♪
これはあくまで私の場合、であって、商品や雰囲気が違えば、全く異なります。スーパーの前の方が向いてる場合もある。
豊田市駅前で2年半、営業させて頂いて感じたことは、人通りの多さと売上は比例しないこと。
「人が少ないからね。」「雨が降ってるからね。」そういう、外側を原因だと捉えてしまうと、内側の原因を探すのをやめてしまい、成長につながらない、ということ。
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移動販売のこと、まだまだ知らない部分も多いし、特に大型イベントなどは、全くアドバイスにならないけど、日々の営業で、分かったこと参考になる事が、少しでもお伝えできたらいいなと思います。
移動販売。
むやみに人にオススメする事は、絶対にありません。開業のハードルが低いから、安易に考えてしまうけど、意外と利益を出し続けていくことが難しいと思うから。家族があり、養う人がいる立場の人には特に思います。そして、それを伝えます。
…
ただ、いくら反対されても、やる人は、やる。そこまでの気持ちがあるのであれば、自分が教えてもらった事や、知った事、わかった事は伝えていこうと思います。
「あなたの働き方を見て、憧れて。」そう言ってもらえるのは、幸せであり、誇れること。好きな事を、好きなだけさせてもらえると、いろんなことに、不満が無くなり、ありがとう が溢れます。
自分の全てを受けいれて、愛せるようになります。そうすると、まわりの人や、他人、知り合い、知らない人、関係なく愛情が湧いてきます。
目の前の人を愛するって、そういう事。
それを体験できたからこそ、伝えたいなと思います。
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生きる上での大きな矢印
生きていく中で、とても大きくて、ふわーっとした《なりたい自分》の理想像に気付いて、7年が経ちました。こういうの、なんていうのかな?憧れ?目標?理想?
*具体的な方がいい*数字で表せた方がいい*期間を決めた方がいいと言われる目標とはすこし違うくて《そんな人になりたいな》《そんな人でありたいな》という、とても抽象的なもの。人に伝わるかどうかもわからない。だけど、絶対揺るがない、大きなもの。
そこに向かうための方法として、どんな仕事をしようか。どんな毎日を送ろうか。何をしようか。そんな事を考えて、早7年。あっという間です.
その、自分で決めた大きな矢印があるから,プライベートのときも、仕事の時のときも、その方向に向かってそういう自分でいる。そこに、仕事もプライベートもない。人としてどう生きたいか、それだけ。
その矢印が定まると、いろんな選択がシンプルになる。自分に正直に生きると、人生はとてもシンプルで清々しい。
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笑顔で迎えてくれる場所
横浜から愛知に戻ってきて、もうすぐ3年。横浜も大好きだったけど、やっぱり、、こっちも落ち着きます。
横浜に居るときは、ほとんどの期間ルームシェアをしていたから、ひとりで何か月も暮らしたことって実はなかったりするのですが…家を出たり、地元を離れるときって、ふと、急に孤独を感じることがあったりなんかして。
仕事に日は、仲間に会えるし、仕事も楽しいし全然大丈夫なんだけど・・・休みの日は、「あ、今日一言も言葉発して無いや。」とか、レジで言った「ありがとう。」が1日の中で唯一の、人との会話だったりとか。そんなことがしょっちゅうあった。
「なんか、、1人だな。」そんな風に思う事があった。
そんな時に、安心する場所。落ち着く場所。ここにいてもいいんだ、ここに来てもいいんだって思える場所。何を話すわけでもないけど、他愛のない会話が出来る場所。
そして《笑顔で迎えてくれる人》
職場でもなく。家でもなく。行きたいときに、ふらりと行ける場所。近くに、そんな所があったらすごくいいのにな・・・と、思っていた。家じゃなくても、職場じゃなくても、「おはよう。」「いってらっしゃい。」「1日頑張ってね。」「今日もおつかれさま。」「ありがとう。」「またあした。」と、言い合える場所が日常生活の中にもっともっとたくさんあったらいいのにな、と思う。
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このまま《便利》が発達して早くて、安くて、人の手がかからない世の中になっていくかもしれない。それが、良い事と認識されるようになるかもしれない。でも、、、そしたら、もっと《孤独》を感じる人が増えるかもしれない。
不便さを、楽しむ。人の温かさを、楽しむ。待っている時間を、楽しむ。お店の人とだけでなく、知らないお客さん同士の出会いを楽しむ。国籍を越えて、楽しむ。
そんな場所があってもいいんじゃないかな。
お店とお客さんである以前に人と人なんだもん。
だから、まずは自分から、そんな場所に。そんな人に。
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重要な、3分という時間
先日は久屋大通公園にて、イベントでの出店でした。ありがとうございました。
イベントに来ると、提供スピードの遅さに申し訳なくなることが多々あります。1人、2人ならまだしも数人並んでいると、結構なお時間をお待たせしてしまいます。お待ち頂いたお客様、申し訳ありませんでした。
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注文頂いてから、提供するまでの約3分。普段の営業では、特にこの3分は非常に大切な時間だと思っています。真剣にコーヒーを作る、だけでなく相手の事を想像し、全力で考える3分にしたいから。
常連さんだから とか初めてのお客さんだからとかはあまり関係ないです。そこだけに集中したいから、集中しているお客さん以外の情報を一時中断するようにしています。
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いつものお客さんであれば…
仕事の合間かな?お休みの日かな?今、寒いかな?暑いかな?甘いのってことは、疲れてるかな?この前の話、どうなったかな?いつもの電車、間に合うかな?
とか・・・
初めてのお客さんであれば…
どうしてここに寄ってくれたのかな?いつも通るのかな?誰かに聞いてくれたのかな?スーツケースだから、出張かな?どんなコーヒーが好きかな?あんまり喋りたくない人かな?喫煙のお供に買ってくれたのかな?急いでいるかな?
とか・・・
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それによって、帰りにかける言葉は、なにが最適か変わってくる。どんなコーヒーを、今、1番美味しいを感じるか?も変わってくる。今、最優先しているのは何か、を想像することも出来る。
そして、その時間が、その3分が、私にとって、最高に楽しい時間。
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だから、注いですぐにお渡し出来るもの、だとダメなんです。並んでいる人のオーダーをどんどん聞いて、ひたすら効率よく作っていくと、いうことも極力、避けるようにしています。
(オーダーしてしまうと、時間がないからやっぱり辞めよう、と思った場合に、言いづらくなってしまうと思うので)
他の人と会話しながら、別の方のコーヒーを作る事も避けるようにしています。どんどん提供しなきゃいけない!という大きいイベントは向いていないのかもしれないです。
移動販売って、バンバン売ってなんぼ。大きなイベント行って、なんぼ。そんなイメージがありますが、こんな、超逆向き路線マイペース人もたまにはいるみたいです。
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最近では、有難い事に日頃から、お待ちいただいてしまう日も多くなりました。お話に来てくれたのに、ゆっくり会話をできないと申し訳ないなあ、と思うこともあります。ただ、ひとつだけ言える事は、
あなたのコーヒーを作っている3分はあなたの事だけを考えています。
いつも、ありがとう。
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バリスタとして、あなたに出来ること
昨日の、バリスタって本当に幸せな仕事だなーと思ったこと。
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いつもお昼の休憩中に大きなサイズのアメリカーノを買いに来てくれるお客さんがいます。昨日もいつも通りの「16ozのアメリカーノ」のご注文の時に、「いつもより、2割ほど薄めに淹れてほしい。」と、ご注文を頂きました。
私はそのお客さんをいつも、大きなサイズで頼むこと、初めて来店された時に「ホットコーヒー」ではなく「アメリカーノ」と、迷うことなく注文されたこと、1度だけ夕方に来店された時には「エスプレッソのダブル」を無糖で飲まれていたこと
などなど、注文スタイルで、《きっと、しっかりしたコーヒーが好きで、飲み方に対して自分流の楽しみ方を知っているお客さんかなあ》と予想して、すこーし濃いめにお渡ししていました。
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昨日は、他にお客さんがおらず、コーヒーを落としている時にこんなことを教えてくれました。「世界で1番大好きなコーヒーはお父さんが淹れてくれたコーヒー」であること。「いつものアメリカーノを少し薄くしたら、その味に近くなる」ということ。
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きっと、その方にとって「お父さんの淹れてくれたコーヒー」はすごく特別なコーヒー。それを超えるコーヒーはないのかもしれない。でも、その思い出の味に近づけることが出来るなら、出来る限りの事をしてあげたい、と思う。
名前も、まだ知らないないお客さん。でも、どんなコーヒーを求めているか、は知っている。お客さんにとっての、特別な記憶が、すこしよみがえる。そのお手伝いが出来る。本当に幸せな仕事である。
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コーヒーの苦さが苦手なお客さんもいる。ここのコーヒーなら飲める!といってくれるお客さんもいる。「こんな味」のほうがもっと好みだなあ~、って言ってもらえることは、幸せなことだと思う。
ひとりひとりのお客さんと、お気に入りの1杯を創ること。その為に、知識や技術を身に着ける のがバリスタなんじゃないかな?と思う。
世界一おいしいコーヒーを淹れることよりも
目の前の人にぴったりな1杯を淹れること
それが、私の憧れるバリスタ。
お店の主役は、コーヒーじゃない。お店の主役は、人。その為に、知識も技術もまだまだまだまだ、必要。何のために、勉強するのか。何のために、練習するのか。《何のために?》の目的をしっかり持つこと。いつも忘れないこと。
改めて、実感した1日。お客さんに教えてもらう事って、本当にたくさんある。有難や。
誰かの毎日に、そっと寄り添う1杯を。
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ちょっとリアルなお金の話
最近、移動販売を始めたい!と、いう方のお話をきくことが増えました。興味を持ってもらえて、とても嬉しいです。楽しそうって感じたのかな?と、思うとやっててよかったなーと思います。
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その時に、だいたい言われます。
《それで生活できるなら、やりたい》《なんか儲かりそうだから、やりたい》
「それで、生活、出来ますか?」という事に対して、そう簡単には答えられません。その方の立場も分からないし、最低限の生活水準理想としている生活水準も分からないので・・・。
せいぜい、「私は、出来てますね~」と、言えるくらいです。ちなみに、私はほとんど物欲もなく、実家暮らしです。そこそこ両親に甘えているし、いつもこっそり手伝ってくれます。養うべき人はいないし、縛られるものもないです。
すっごーく恵まれている環境です。ちなみに、物欲がないっていうのは毎日好きな事しかしていないので、日々のストレスがなく、必要以上に消費する行動欲求が起きない、ってことです。好きなものは買うし、食べたいものは食べるし、行きたいところは、行きます♪
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移動販売。
リスクは少ないけど、きっと利益も少ないだろうと、始める前から、割と冷静に考えていて。
《もしかしたら利益は全く出ないのではないか?》《1番売上を立てられなかった場合を想定したとして》最初の開業資金でローンを組むと後々、お金に追われるのではないか?
そういう気持ちから、ローンは組まず、1年後の10月までに全額貯めよう!と、とにかく貯金することにしました。200万そこそこなら、頑張れば、出来る。お昼と夜と、20時間近くバイトを入れまくったり、睡眠時間=電車の移動時間だったり、1年間そんな感じで、働きました。若かったから出来たんだと思います。
あとは、働きまくったらどれくらい働けるんだろう?自分の身体の限界ってどれくらいだろう?という、興味もあったりして。そんな調子で、晴れて開業♪したわけですが、無知すぎた私は《運転資金》というものをめちゃめちゃ甘くみていました。あーれー
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で、結局、最終手段。お父さんに「100万円貸して下さい。」というお願いをしました。そもそも始めるときですら、何の相談もせずに、「私、移動カフェやるから。」という事後報告にはじまり、「お金貸して。」って、言いに帰ってくる娘・・・
それに対して、「やりたい事をやれ」といって、1.5倍くらいの金額を貸してくれました。
トラブルが起こったときお父さんに話すと「お前が正しいと思う事をやれ。」
「それが世間的に間違っていたとしても、誰かに批判されても、
俺は絶対味方だし、帰ってくる場所はあるんだから。」と。
そんな最高な親父さんです。その言葉があったから、今があります。で、お母さんは私の要求に呆れながら、いつも手伝ってくれます。とにかく家族環境にも最高に恵まれています。
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それから、移動販売といえば出店場所の確保が、とても重要だったりするのですが、それだって、本当に運よくご縁で最高に恵まれている紹介を頂いて。香嵐渓にしたってそう。豊田市駅にしたってそう。いろんなことに、ものに、感謝しかないです。
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で、そのいろんな有難い幸運が重なって、今私は生活が出来ている、に過ぎません。
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そもそも利益でない前提でなぜ移動販売を始めたのか。わくわくして、どきどきして考えるだけで、楽しくなる。そんな感情にさせてくれた移動カフェ、という商売。
1杯のコーヒーを通して、誰かの日常にとけこめるようなコーヒー屋さん。笑顔を発信できる人になりたい。そんな人生を送りたい、という気持ち。それが高まりすぎて、我慢できずに始めちゃいました。ただただ、そんな感じです。
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儲かるか、儲からないか、で成功と失敗を判断するなら、あまりおすすめはしません。
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めずらしく、ちょっとリアルな話を書きました。現実的な話で、面白くもないかもしれないけど。相談されることが多くなってきたので、お伝えしようと思いました。
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ぽちぽち返していたお父さんローンが今月で返済完了します。これがなかったら、今、は ない。
お父さん、お母さんへ
いつも迷惑かけてごめんなさい。
そして、ありがとうございました。
《わたし》に生まれてきてよかった。感謝。
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手が真っ黒になるまで、働けるってこと
「お休みとっているんですか?」と、ちょくちょく心配していただく事があります。私はわりと休んでいるほうですが、サービス業や自営業って、お休みが少なくなりやすいです。
ただ、コーヒーを淹れることは楽しくて仕方がないので毎日が遊びのような、仕事のような、・・・いや、やっぱり遊びに近いかな。そんな感じなので、お休みでもお休みでなくても、どっちもいいと、いう感じです。
もちろん、お休みはお休みで嬉しいですけどね。
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始めたばっかりの時は働きたくても、動けない。疲れる事すら、できない。そんな日がほとんどで、その方がよっぽど精神的に疲れていたような気がします。
だから、こうして毎日手が真っ黒になるまで、コーヒーの色や香りが染みついてしまうまで、ふれられているってことが、すごく嬉しい。
ネイルも似合わない。
指輪も似合わない。
手をつないでも華奢感もなーんにもない。女性の手とは思えないほど、ごついかもしれないけど、誰かの為に、何かが出来る。そんな自分の手が、私は大好きです。
大好きなブログに書いてある言葉です。
欠点は、
あなたにとって、欠けている点ではない。
あなたにとって、欠かせない点である。
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高校生のラテアート体験
今週は、日曜、月曜と、普段しないことをしていました。日曜は、吹上ホールで行われていた《子どもお仕事体験》に出店として参加されていたGOLPIECOFFEEさん のお手伝い。
小学生くらいの子たちに、お仕事体験をしてもらって、楽しんでもらおう!というイベント。
めちゃくちゃかわいかったな。教える、というよりは人見知りのことか、恥ずかしがり屋さんのことか、「頑張れー♡」と思いながら応援してました。なんか、もうね。お手伝い、仕事、という名目で癒されてきました。
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そして、今日は夏休み中の高校生の子たちに、ラテアート体験をしてもらっていました♪
自分の仕事だったり、好きなことに対して興味を持ってもらうことは嬉しいことだなーと、しみじみ。もっともっとみんなに作ってもらえたらよかったんだけど、、1人ずつ体験してもらってる間に他の子達の時間を有効活用させてあげられなかったこと、話もなかなか思うように伝えられず、、未熟さを再確認。
この話をもらった時は、《やった事ないし出来るかわかんないけど、楽しそうだからやりたいです!》
と、即返事をしてました。やった事ないんだから、出来るか分かんないのは、当たり前。
だったら、とりあえず、やってみたらいいよね。自分が《楽しそうだな》と感じた事なら。
やってみたから思う事 もあるし、まだまだこういう所が弱いんだなーと自分に対して客観視も出来ました。興味がある生徒さんが喜んでくれたらいいなーと思ってやってみたら、実は、1番、自分の為になっている。そんな事ってよくある。
来年には、もう少し成長して、お伺い致します!
そして、担当の先生からの心遣いに、感動。相手の事を考えるって、こういう事なんだろうなあ。素敵な先生に教えてもらえる生徒さんは幸せだなー♪
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それから、その後、時間の使い方について、考える事があった。《相手の時間を尊重することの大切さ》が、身にしみてわかった。1つ勉強になった日。
腑に落ちない事も、なんでやーーー!と思う事も実は、自分の為になっているのかもしれないなあ。
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