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【寿退車】NONを支えていただいた、すべての方へ
突然ではありますが、5月いっぱいでcafebusnonの営業を終えることにしました。
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早くお知らせしなくては…と思いながらも、時期が来るまでは我慢我慢…という、もどかしい期間を終えてホッとしています。
こうしてお知らせできることを嬉しく思います。
実は、この度、お腹の中に新しい命を授かりました。
そろそろ安定期に入ります。産まれる予定は10月です。
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この仕事を始めて、理想の将来の自分のカタチについて考えるようになりました。
1つめは、このままずっと、続けていくこと。
お客さんや、周りの環境の変化を楽しむこと。生まれたばかりだった子が幼稚園に行くようになり、高校生だった子が社会人になり、そんな過程を一緒に見守ること。
「のんちゃん」と呼んでもらっていたのが、「コーヒー屋のおばちゃん」になり、「コーヒー屋のおばあちゃん」と呼んでもらえるまで続けること。
2つめは、どこかのタイミングで子どもを生み、育てること。親になること。
実は、子育てには昔から興味をいだいていました。人間が、0から成長する過程を1番間近でみれる喜びは、想像しただけでわくわくします。
親が子に与える言葉の影響や、ひとりひとりの子どもが持っている特徴、そんなものを感じてみたいなと密かに企んでいました。
育児。すごく大変だとは思うけど、どうしても、してみたいことの一つでした。
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でも、この2つは、自分の中では両立しない。そのことも、よく分かっていました。
もちろん、出店スタイルを変えたり、イベントのみの稼働にすれば続けられるかもしれません。でも、それは私のやりた移動カフェではない。あくまでも、【みんなの、いつもの朝を見送る人】でいたいという思いは、始めると決めた時から、変わることはありません。
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そして同時に《少なくとも4年間以上、移動販売車をを寝かしておくのであれば、必要としている人に使ってもらいたい》という気持ちが大きくなりました。
資産を売却して(少ないながらも)現金化するという目的であれば、車や機械を売ればいい話。
でも、私がしたいのは、そうではない。
辞めるからこそ、出来ること。【次の世代に伝えていくこと】のほうが大切だと気付くことも出来ました。
それが移動販売業界やお世話になった人に対して、私が出来る最後のお礼かなと思っています。
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そんなわけで、cafebusnonは5月いっぱいで終えることにしました。
NON号は、新しい彼女の元へ旅立ちます。
(新しい彼女については、また改めて書きます。お楽しみに♪)
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豊田に出店させていただいて、3年半。本当にあっという間でした。
誰も知り合いがいなかった、3年半前。
今は、たくさんのお客さんや知り合い、近くに暮らす方々、大好きな人、尊敬する人、これからもつながっていきたい人、たくさんの大切な人が出来ました。
【苦しかったけど、やってよかった】とか、【がむしゃらに頑張った】とか、そういった感想があると盛り上がるのですが、私の移動販売の感想は、一言だけ。
『あ~~~~楽しかった!』
雨の日も、雪の日も、台風の日も、猛暑の日も、お客さんが全然来なくても、忙しくて倒れそうになっても、それでもやっぱり『楽しかった!』
その一言に尽きます。
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誰かの、居場所になれたらいいな。そう思って始めた移動カフェ。
そう思っていたけど、実はいつも居場所を作ってもらっていたのは私の方でした。
ここに来たら、たくさんの大好きな人に会える。ここが私の居場所だなと思える。誰かのために、何かが出来るという事を感じられる。
いつのまにか、そんな環境を作ってもらっていたのは、私の方でした。
いくらお礼を言っても、足りないです。本当に、ありがとうございました。
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バリスタという仕事、移動カフェを仕事にしようと決めてから、たくさんのことを学びました。その中でも、これだけは絶対に伝えたいという事があります。
それは『やってみたいと思うことは、絶対にやってみたほうがいい!』という事。
年齢も、タイミングも、状況もいろいろあるかもしれない。
でも、これからの一生の人生の中で、一番若いのは、『今日』
私もこのタイミングになってやっと、「若い時にやりたい事はしておいたほうがいい」という言葉の意味がわかりました。
『本当にやりやい事』であるならば、必ず、やったほうがいい。
『本当にやりたい事』であるならば、目をそむけないほうがいい。
『本当にやりたい事』であるならば、それを出来る日で1番若い日は、今日。
『本当にやりたい事』であるならば、失敗しても必ず『やってよかった』になる。
でも、『本当に』やりたい事、でなければ…誰かの意図や意志、世間体や格好だけで始めるのであれば、これらはすべて逆のアドバイスになるのかもしれない。
本当に、やりたいのか?それを知るのは、自分の心の中を信じないと分からない。他人は、教えてくれない。アドバイスを頼んでも、『誰か』は『自分』ではない。
自分の道は、自分でしか開けない。
自分を信じないと、始まらない。
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そして、移動販売という仕事をしてみて、私が得た1番大きなもの。
それは、『何が起こっても、良い方に捉える思考能力』。(能天気力ともいう)
雨が降ってしまった→今日はのんびりしているから、いつもよりゆっくり接客出来る。たくさんお客さんのことを知れるかもしれない♪
現場についたらイベントが中止になってしまった→時間のプレゼントをもらった!映画見てかーえろ♪
暑い!寒い!→季節感のある仕事だな〜♪
変なお客さんが来た→世の中には、面白い人がいるんだなー♪ちょっと観察してみよう♪
天候や、気温、いたることに左右される超絶不安定な仕事。
それを安定的に保つには、自分の精神状態を柔軟にしておくことがとても大切。
いちいち雨が降った、雪が降ったという事に心を左右されていたら、嫌になってしまう。
だから、自分の良いように解釈する力が自然に備わった。
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これは、これから生きていく上で1番の財産になるはず。そう、確信しています。
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前回のブログを書いていて気付きました。
(なんで、こんなに毎日楽しかったのだろう?幸せだったのだろう?)
それは、私が毎日、大切なお客さんたちにコーヒーを淹れさせてもらっていたからなのかもしれない。
※抜粋
大切な人にコーヒーを淹れている時間は、自分にとっても貴重な時間。その、数分。相手を想う時間は、穏やかで幸せな時間。
だから、きっと、こんなにも幸せだったんだ。。。
そう気付くことが出来ました。
みなさんのおかげで、私は毎日、本当に幸せでした。ありがとうございました。
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まだ、5月末まで2ヶ月ほど営業しておりますので、もうしばらくよろしくお願い致します。
豊田市駅の移動カフェcafebusnon 増田希 改め、中島希 でした。
大切な人に、コーヒーを。
少し前、お客さんから嬉しいお話を聞きました。
3年くらい前から来てくれているかわいい女の子。
「結婚することになったので、6月で寿退社します♡」とのこと。なかなか会えなくなってしまうのはさみしいけど、とっても嬉しいお話でした。
そして、その旦那さんになる方が、コーヒーが好きだそうで。
「彼のために、お家で淹れようかな?」と言っていたので、大賛成しました。
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コーヒー。
美味しいお店はたくさんありますし、いまは機械でもいろんなタイプや高性能なものが出ていて身近なモノになりました。
コンビ二でも買えるし、素敵なカフェや喫茶店もたくさんあります。
でも、どんなに高級店で飲むより、幸せなコーヒーがひとつだけあります。
それは、愛する人が淹れてくれたコーヒーではないのかと思うのです。
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技術的なことで言えば…
コーヒーの落とし方などを書いてあるサイトはたくさんあります。
家で入れる際、その一つ一つを大切なことと捉えて、忠実に落とせばすぐに美味しく淹れれるようになります。
家で淹れる時、最初は「だいたい」で淹れず、
豆の量が少なくないか。
挽きたての豆を使っているか。
新鮮な豆を使っているか。
お湯の温度は高すぎないか。
ペーパードリップであれば、
細く注げるケトルは使っているか。
丁寧に注いでいるか。
最後まで落としきってしまっていないか。
などなど…
こういう注意書きはいたるサイトに書いてあるし、コーヒーの本にも書いてあります。
その、一つずつを意味のあることと捉え、そのように淹れればすぐに美味しく淹れられます。
そして、豆の量を増やすとどうなるのか、落とす温度を変えるとどうなるのか、さらっと落とすのとゆっくり落とすのはどう違うのか、など理由を知れば好みのコーヒーを淹れることも可能です。
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こうした技術は、もちろんとっても大切なんです。
でも、大切な人が淹れてくれたコーヒーはやっぱり美味しいです。
そして、大切な人にコーヒーを淹れている時間は、自分にとっても貴重な時間。
その、数分。相手を想う時間は、穏やかで幸せな時間。
旦那様や奥様、彼氏彼女だけでなく、家族にだっていい。
お友達にだっていい。
そう。
【大切な自分に】だっていいんです。
大切な自分に、1杯のコーヒーを淹れる。それだって、とっても素敵じゃないですか♪
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私も、旦那さんや家族がいれてくれたコーヒーは格別に美味しいです。
数分でも、同じ時間を過ごすというのはいいものです。
お家でコーヒー。ぜひ♡
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最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。豊田市駅の移動カフェcafebusnonの希でした。
恩贈りとは、お世話になった方への最大の恩返し
恩送りという言葉をご存知でしょうか。
恩返し、ではなく、恩送り。
恩返しが【親切を受けた相手にその恩を返す】という意味であるのに対し、恩送りは【誰かから受けた恩を別の人に送ること】
その恩を受けた人が、また別の誰かに親切にする。世の中に、ぐるぐるとプラスの循環をさせること。それを、恩送りという。
少し前に書いたブログの、優しさとは、社会を豊かにする資源だと思うという記事にも関連しています。
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私が、この事を教えてもらったのは、4年ほど前。
移動販売を始めたばっかりで、まだ右も左もわからない時。たくさんのことを教えてくれた、移動販売の先輩がいました。
その人は、まるで自分のことのようにcafebusnonの事を考えてくれて、たくさんのことを学ばせてくれました。なんでここまでしてくれるんだろう?そう思って、ある日、本人に聞きました。
「なんで、こんなに親切にしてくれるんですか?」
その質問の答えが、この【恩送り】という考え方でした。(送りという文字は、正しくは送りですが、あえてここからは贈りとさせて下さい。)
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「自分も、かつていろんな人から恩を受けてきた。
その恩を、今となっては直接本人へ返すことは出来ないけど、こうして後世に伝えていくことが自分にとっての恩返し。
だから、君も、いつか誰かに伝えられるようになった時には、俺に何かを返すんじゃなくて、またその後世に伝えていってくれたらそれでいい。」
そんな話をしてくれました。
この言葉がずっと胸の奥に刺さっていました。
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日本には昔からこういう文化があったそうです。
イタリアのカフェにも、実はそういう文化があります。
自分のコーヒー代に上乗せして、もう1杯分のコーヒー代金も払っていく。お店は、先に受け取った1杯分のコーヒーを、貧困の人や困っている人が来た時にプレゼントする、という仕組みです。
とても素敵な仕組みです。
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私は、この仕事を始めてから、今まで本当にたくさんの人に可愛がってもらい、お世話になってきました。
いや、もしかしたら。
始める前から、生まれた時から。たくさんの方のご厚意を受け取ってきました。その恩は、もう直接それぞれの人に返すことは出来ないかもしれません。
ここから私に出来ることは【これから、の人】の背中を押すこと。そして、自分が得たものを出し惜しみなく伝えていくこと。プラスの循環の小さな1つのきっかけになること。誰かの希望になること。
それが私の使命です。
やっと、、やっと。返せるときがくるかもしれない。私にとっての恩返し。
この【恩贈り】を教えてくれた方へ、最大のリスペクトを込めて。
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最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。豊田市駅の移動カフェcafebusnonの希でした。
卒業とは、駅のホームに立つこと
そうか、もうそんな時期か…。
さまざまなSNSから流れてくるニュースを見て気付く。もう、最終学年の学生さんは卒業する時期だ。
望んでいようが、望んでいなかろうが、何かを卒業しなければいけないときは、必ず来る。
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卒業、という言葉を考えていたら、駅のホームに立っている姿が頭に浮かんだ。
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今まで乗ってきた電車を降り、改札を出る。
自分から降りたのか、終点だったのかはわからないけど、とにかくそれまで乗っていた電車はもう行ってしまったのだ。
次は、どこに行こう。
まずは切符を買うという行動をしなければならない。
行き先は、必ず明確でなくてはならないわけではない。もちろん、明確であるのにこしたことはないけれど。
〇〇方面、というレールに乗れば、そっちの方へ行くことが出来る。
君は、海が見たいの?山に登りたいの?空港に行きたいの?
それがわかれば、あとは切符を買って、その電車に乗るだけだ。
そして、実は、駅から歩いて行くという方法もあればタクシーにのるという方法もある。破天荒は方法でいえば、ヒッチハイクという方法もあるかもしれない。
間違えてしまったら、戻ればいい。
どうやって行ったらいいのか分からなかったら、駅員さんに聞いてもいい。ただし「どこに行ったらいいですか?」では、駅員さんも答えられない。
「それで、君は、どこに行きたいの?」
それこそが、1番大切なのである。
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大人になったら、卒業のタイミングはだいたい自分で決められる。けど、1度だけ自分で決められなかった卒業がある。
中目黒の小さな小さなカフェでバイトしていた時、店長さんが申し訳なさそうに教えてくれた「今月で、お店を閉めるんだ」という卒業の言葉。
その時は「嫌です!」と言って、涙を抑えることが出来なかった。本当に悲しかった。
【たったひとつの自分の居場所】がなくなってしまうような気がした。
私は、そのお店が大好きだったんだ。
それだけ大切な場所に出会えたということを、改めて感じられる出来事だった。離れるからこそ、自分の中のオレンジ色の温かい感情に気付けた出来事だった。
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卒業とは、昨日までの自分にありがとうを伝えること。
卒業とは、明日の自分を信じること。
卒業とは、心のなかのオレンジ色が1つ増えるということ。
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卒業された方々、改めて、おめでとうございます。
これからの人生が、ますます楽しくなりますように。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。豊田市駅の移動カフェcafebusnonの希でした。
正確なサービスより、心の動くサービス
ただいまー!
無事に、戻ってまいりました。
SUP初体験!水の上に立っているみたいで気持ちよかった。
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普段、豪華な遊びや贅沢な暮らしとは似ても似つかないような、ごくごく普通の暮らしをしているのですが、今回の旅行は初めて5つ星ホテルに泊まってきました。
モルディブには、ほぼ5つ星か4つ星のホテルしかありません。
そうとも知らず、一生に一回だから、行きたい所に行こう♪と気楽に決めたのですが、帰ってきてから見てみたら1泊14万くらいするホテルだったようです。びっくり。
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確かに、お酒もドリンクもオーダーし放題、朝食昼食夕食もレストランに行けばなんでも食べられる。3箇所のレストランと2箇所のバーとワインセラーが使いたい放題。
アクティビティ用品も充実していて、シュノーケリングやスタンドアップパドル、カヤックもいつやってもいい。
イルカのウォッチングツアーもさせてもらって、なんといっても部屋から海に飛び込める。
それとは別で、部屋にプールもついていて、浴槽からは海を眺められる。
部屋のビールやジュース、ワインにシャンパン、スナック、フルーツは勝手に食べていいという。
どの時間でも、バギーを呼べば部屋からどの施設にも歩かずに行ける。
日本人は、わりと若いカップルが多くハネムーンであろう人たち。ちょっと頑張って、一生に一回だからと背伸びして来た感じ。(われわれも含め)
欧米人は、年齢の高めのご夫婦でバカンスを満喫されている方が多かった。ワイングラスを傾けて、おしゃれにディナーしている感じ。
中国人は、大家族で来ていたりして、本当に大金持ちなんだろうな〜というような風貌でした。笑
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この素敵なサービスももちろん良かったのですが、わたしがとても印象的だったのが1日に2回も来てくれるベットメイキング。
海やプールにほぼ毎日入るから、バスタオルやアメニティが無くならないよう、通常よりたくさん掃除しにきてくれました。
その、ルームサービスの1つ1つがとても丁寧でした。
ベッドに葉っぱで【WELCOME】の文字や、枕元に小さなケーキがある日も。他には、エイの形をバラでつくってくれたり。
そんな遊び心が、とても素敵だなと思いました。
スタッフさんがとても気さくで、頑張って日本語で話そうとしてくれたり、高級ホテルを感じさせないようなフランクな接し方をしてくれました。
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人の温度が感じられるサービスは、正確なきっちりとした美しさではないけれど、安心感や心地よさを与えてくれます。
【居場所】とは、物質的なものもあるけれど、精神的なものが占める割合も多いのです。
「私は、ここにいてもいいんだ」と思える場所をお客さんにつくってあげることが、サービス業に仕えるものとして1番大切な心得なんじゃないかなと思います。
【かしこまった高級ホテル】【練習された狂いのない笑顔】【隙きのない洗練された動き】そういうのがお手本になるときもあるけれど、私はそれよりひとりひとりの個性で接してくれるサービスが好きです。
たくさん感じ、たくさん学べ、たくさん遊んだ1週間でした♪
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来週、21日から通常通り営業いたします。
よろしくお願い致します。
豊田市駅の移動カフェ、cafebusnonの希でした。
海の青を見て、思ったこと。
あっという間に、帰国前日の夜になってしまいました。
なんと、今日は遊び疲れて寝てしまい、夜ご飯を食べ忘れてしまったので、今わりとお腹がペコペコです。
けっこういい感じに日焼けもして、シュノーケリングもSUPもカヤックも存分に楽しめました♪
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海や空を見ていると、いろんな青色がありました。
浅瀬の、きれいな水色。
ドロップオフ(急に水深が深くなり、海の中で崖のようになっている所)の吸い込まれるような濃いブルー。
夕焼けに染まる赤色とも水色とも言えないような絶妙な空。
魚の、光るような光沢のある薄紫。
そのどれもが、甲乙つけがたいくらい素敵な色。しっかり脳裏に焼き付いています。
もしかしたら、幸せの種類にもこんな風に、いろんな色があるのかもしれない。海を眺めながら、そんなことを考えていました。
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たとえば、超お金持ちだったとして。
一生、働かなくても暮らしていけたとして。
いろんなリゾートを渡り歩いたとして。
何もしなくてもご飯が用意されて、ベットメイキングも完璧にしてくれて、お酒もどれだけ飲んでもいい。
そんな状況があったとしたら、私はおそらくそれを幸せと呼ばない。
与える幸せがなければ、幸せを感じる続けるのは難しい。
かと思えば、一緒に行った彼は、ずーっとそういう暮らしをしていたい!と言っていたので、その方が好きな人もいるのかもしれない。
日頃、一生懸命働いて、理不尽にも耐えて頑張っているから、よりそう思うのかもしれない。
でも、受け取るだけ、与えられるだけの幸せはいつか慣れがくる。人間って、きっとそういう生き物だ。
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幸せにもいろんな種類が、きっとある。
私の知らない幸せも、まだまだいっぱいある。
これから、いくつの幸せに気付けるのだろう。
よーく眼を凝らさないと見えないものも、裏側に隠れているものも、いっけん綺麗じゃないものもきっとある。
でも、近くにもたくさん転がっているはずだ。
そう思うと、生きるのが、ますます楽しみになる。
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明日の朝、また飛行機に乗って帰ります。
あ〜〜〜〜〜〜、楽しかった♪
炊きたての白いご飯とお味噌汁、食べたい♡
当たり前だと思っていたもの【時間】
おはようございます。モルでディブ、到着しました。
まだ、水上コテージに到着したわけではなく、マーレというモルディブの空港のある都市。
今から、また、小型飛行機を使ってリゾート地へ向かいます♪
飛行機に乗るのが、本当に好きみたいでめちゃくちゃわくわくしてます。高い所から下を見下ろした時のぞくぞく感がたまらない♡
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私、どうやら時間の把握能力があまり高くないようです。
時差の関係がどうしても頭で理解できない…笑
モルディブと日本の時差は、4時間。日本のほうが、モルディブより4時間早い。
こっちに来るときは、時間を逆走しながら、それでも主の時間は進んでいる。
帰るときは、時間を完全に追い越している。
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飛行機のチケットの時間は、それぞれの現地時間で書いてある。最初はそれに気付かず、(帰りは4時間で帰れるんや!ラッキー!と思ってしまった。そんなわけない)
他の国に到着すると、その国での時間が分かる。
じゃあ、飛行機という個体の中の時間は?とくに無い、のかなあ。飛行機は、時間とか特に無い空間なのかな。なんか、不思議。
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同じ場所にずっといると、毎日同じように時間が流れて、一日は24時間で、1時間は60分で、時間を追い越したり、逆走したりなんて事を考えることはない。
私たちは【時間】を当たり前のように受け取っている。
私にとって【時間】という存在はとても大きなもの。
生きること、と時間とは切っても切れない関係。
もっともっと、時間のことについて知りたくなってしまった。
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では、今日も一日楽しんできます。インド洋の端っこからでした♪
穏やかに生きる為の言葉
「もっと、心穏やかに生きたい。」
先週、あるお客さんがぽろっとこぼしていた一言が、非常に心に残った。
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【穏やかに生きる】私の好きな言葉のひとつである。
ただ、穏やかに生きることを目標にしているわけではなく、過ごした後に振り返ると「穏やかな年だった」そう思えれば、いい。
【穏やかに生きなくてはならない】としてしまうと、気持ちばっかり焦ってしまい、逆方向に向かう可能性がある。
イライラしている自分を「こんなことにイライラしてしまうなんて、なんて俺はダメなんだ!」と余計に責めてしまったり…きちんとしている人こそ、自分を苦しめてしまう。
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ありきたりな言葉だけど、穏やかに暮らすために必要な言葉は「ま、いっか♪」その言葉に尽きる。
人付き合いが上手く出来ない…
ま、いっか♪それが私♪
仕事でまた怒られてしまった…
ま、いっか♪今度から気をつけよう♪
また、イライラしてしまった…
ま、いっか♪過ぎたことはしょうがない♪
大抵のことは、この一言を口に出すと気が軽くなる。
それは決して、自暴自棄、ではない。現状をそのまま受け入れ、肯定する。反省はするかもしれないけど、後悔はしない。過ぎたことは、過ぎたこと。
過ぎたことを悩んでも、なにも生まれない。これからの事に意識を向けるほうが、よっぽど効率がいい。
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穏やかに生きる、とは、どんな自分にもOKを出すことである。
穏やかに生きる、とは、他人と比較しないことでる。
穏やかに生きる、とは、流れる水に身を任せることである。
そのために必要なのは、自分を信じることである。自分を信じるために必要なのは、自分を愛することである。
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人生の問題を、表面的に簡単に解決する方法は、ない。
心の芯に浸透しなければ、テクニックやアドバイスも一時的な効果にすぎない。
生きる上でいちばん大切なのは、真面目なことでも、優秀なことでもない。お金持ちになることでもなければ、結婚することでもない。
何があろうと、自分を信じて自分を愛することである。
その意味を、もっともっと伝えていかなくてはいけない。
穏やかな、社会をつくるために。
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最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。豊田市駅の移動カフェcafebusnonの希でした。
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7日(火)から17日(金)まで長期の連休となります。お間違えの無いよう、よろしくお願い致します。
いってきます♪
目的のない行動が生む、豊かさの重要性
少し前に行われた、トレジャーハンティング@岡崎のトークライブイベントに行ってきました。
まちを活性化するにあたって、まず、自分たちが住んでいるまちのお宝をみんなでみつけよう!と、市民の参加するまちづくりのイベントでした。
私は、このイベントの結果報告とトークライブのみ参加させて頂いたのですが、そこでおもしろいフレーズが出てきました。
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「もっと、目的的ではない行動が出来る場所が増えるといい。」
たとえば…
〇〇に遊びに行く、〇〇を買いに行く、というのは目的のある行動です。
〇〇をする、〇〇を食べる、そう決めて出掛けるのは目的のあるお出掛けです。
なんとなく、河原に行く。なんとなく、車を走らせる。なんとなく、外出する。
これは、目的のない行動です。
「なんで、ここに来たの?」とつっこまれたら、「なんとなく」そう答えてしまうのは、目的のない行動です。
どちらが正しい、とかではないけれど。
もしかしたら、目的のない行動をする人が減っているのは、目的のない行動をする場所が減っているからかもしれないなと。
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私は、たまにひとりで河原に行くときがあります。
本を読もうか、お昼寝をしようか、考え事をしようか、何でも出来るな〜と思いながら。
合理的でない行動、といえばそうなのかもしれないけど、だからこそ得られるものもたくさんあります。
合理的なだけが、生活ではない。便利なだけが、暮らしではない。目的達成だけが、豊かさではない。
普段、ものごとを合理的に考えてしまう人こそ、その大切さに気付いてみるといいかもしれません。
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実は、私も時間を有効に合理的に使いたがるクセがあります。だから出店中もパソコンで仕事が出来るようにどこでもネットをつなげていたいし、空いた時間に本を読んで吸収したい。
お風呂に入っている時間をムダにしないようにお風呂に本を持ち込んだり、外出して、万が一空き時間が出来たときにやれる事務作業を持っていったりします。
本の続きを読みたすぎて、実家でご飯を食べる時に本を開いたら、さすがに怒られました。(今考えれば、お母さんが怒る気持ちもめちゃくちゃ分かります。申し訳ない…)
生きてる時間を無駄にしたくない!と思うことは、大切なことだけど、それだけになってしまったら、ゆとりも豊かさもない暮らしになってしまうのかもしれません。
【何にもしない時間を持つ】というのは、最高の贅沢なんじゃないかと思います。
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7日(火)〜17日(金)まで、来週再来週はお休みです。
来週の8日早朝出発で、旅行にいってきます。
21日(火)から、通常営業です。お間違えの無いよう、よろしくお願いいたします。
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「モルディブに、何しにいくの?」
「何にもしない、を、しに行くんだよ♪」
恋愛もお店も、思いを馳せる時間を与えることが大切
便利になって、いつでも好きな時に連絡を送れるような時代になった。
それゆえに、「思いを馳せる」時間が大幅に減ってしまったんじゃないかと思う。
たとえば、遠距離恋愛。
遠距離恋愛の醍醐味は、まさに「思いを馳せる時間」にある。
遠くにいて、すぐには会うことが出来ない。だから、夜空を照らす月をみて想う。
お互いの姿は見えなくても、同じ月を見ているだろうか。同じ月に照らされているのだろうか。月と、私と相手の三角の関係。
そんな心臓がぎゅーっと締め付けられるような気持ちになれるのは、遠く、そして連絡もままならないからこその素敵な時間。
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さらに大切なのは、思いを馳せる余裕を相手にも与える、ということ。
四六時中、相手の携帯を鳴らすということは、相手が自分を想う時間をみずから犯している。
「思いを馳せる余裕を与える」とは(今何しているのかな)(今日はどんな日だったかな)(…会いたいな)そんな思いで胸がいっぱいになる時間を、存分に相手に楽しませてあげること。
もし、今、片思いならば。
まず気になってもらうことが大前提。自分を最初から主張しすぎない、いきなり分かってもらおうとしすぎない、喋りすぎない、というのもとても大切。
【目があったら、にこっと笑ってその場を離れる】くらいの距離感。
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そんなことを考えていたら、お店も同じなんじゃないかと思った。
最初から分かってもらおうとして、すべてを説明するのではなく。一度訪れた人が「思わず気になって、検索してしまう」という状況をつくること。
(あのお店は、どんなお店なんだろう?)(いつ営業しているんだろう?)(オーナーさんはどんな人だろう)(また、行きたいな)
思いを馳せる、まではいかないにしても、相手の心のなかに存在する時間を作るというのが大切なのではないかと思う。
それが、商品に対してでも、スタッフに対してでも。【気になる】という状況をつくること。
イイね!してくれたら◯◯サービスします!とかじゃなくて、自らの意志で探してもらったほうがよほど効果的なはず。
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最近、若い女の子のお客さんたちの恋の話を聞くのが、楽しくてしかたありません。キュンとするシチュエーションを妄想して楽しんでます。
私がおすすめするのは、食事に誘う、よりも。食事に誘わせる、ように振る舞うこと。(そのための隙をつくるのを忘れずに!)
なぜ相手からのアクションを促すほうを優先するのかと言うと、そのほうが長期的に見るとうまくいく可能性が高いから。
脳は、自分の行動を、都合よく理由付けする傾向がある。
【自分から食事に誘った】という事実は、脳の中で、【なぜ食事に誘ったのだろう?】という疑問に【もしかして、僕は彼女を好きなのかもしれない】という結論を下しやすい。
そうしているうちに、本当に好きになってしまう。(最初は錯覚かもしれないけど。)
あ〜こういうこと考えるのって楽しいな。恋って、素敵。
NONは恋する女の子、応援します♡あ、男の子も応援します♡
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最後までお付き合いいただきありがとうございました。豊田市駅の移動カフェcafebusnonの希でした。