【今日も珈琲日和】
今日も珈琲日和
著者:「珈琲屋台 出茶屋」店主 鶴巻麻由子
珈琲屋台出茶屋とは、リアカーに珈琲道具一式を積み込んで、曜日ごとに移動する屋台。火鉢でお湯を沸かし、ハンドドリップでコーヒを淹れる。火鉢はお湯を沸かすだけではなく暖をとることもできる。東京の西側、小金井市で2004年からこのスタイルで営業している、という。
この本も、「あなたにぴったりだと思う!」と紹介していただいた本です。自分のことを、こじんまりしていてレトロなスタイルだと自負していた私にとって、衝撃的でした。だって、リアカーと、火鉢。で、11年。
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いつも外で営業するということは、いろんなことが起こる。雨には雨ならではの楽しみがあり、冬には冬ならではの楽しみがある。寒い中で、火鉢に手をかざしみんなで温まったり、おせんべいやマシュマロ、コロッッケに大判焼き。焼きたいものを持ち寄ってみんなで囲むのは、なんとも楽しそう。
火鉢で毎日火を起こすこと。リアカーを引っ張って出店場所まで毎日行くこと。効率を求めないことを、あえて楽しむ。不便なことを、丸ごと楽しんでしまおう。そんなところが素敵だと思う。
今、便利と効率が世の中の大部分を占めている。でも、そうじゃない空間があったっていい。人と人がゆっくり交わる場所があったっていい。
そんな優しい気持ちになれる本です。
2016年07月05日 | Posted in おすすめの本 | | 2 Comments »
のんちゃんはその道何年になるんですか?
自分も1人でやってる身だから少しでも長くやりたい
やっぱ身体が資本だね〜