「ピンとくる」の正体

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直感について思うこと

私は、わりと直感を大事にする方だ。

なぜそうなったのか、と思い返してもはっきりとした出来事があったわけではない。ただ、なんとなく【直感的に選んだ方が、より良い選択だった】と思うことが、これまでの人生の中では続いている。

だから今では、直感でいいと思った方を選ぼう、と決めている。

誰かが悩んでいるときに【直感を大事にした方がいい】と、思うことがある。でも「なぜ直感を大事にした方がいいの?」と言われてしまえば、これに対してどう返していいのかわからなかった。なんせ、自分自身がそれを感覚的にしか捉えていないのである。言葉で説明するのは難しい。

「なんでかわかんないけど、心を真っ白にして思い浮かんだ方を選択し、それを正解にしていけばいいんじゃない」そんな曖昧な言葉しかかけられなかった。

ところが、先日読んだ本にこれをわかりやすく簡潔に書き表している一文があった。

 

直感とは自分の本質をついた複雑な情報処理

【「ピンとくる」とは自分の本質につながる、複雑な情報処理の結果なのだろう】

つまり直感で選ぶものは、自分の好みや本心、過去の経験、今の目の前の状況などの情報を瞬時に自分の体の中で処理し、最短で導き出した応えなのではないか、と。

この一文を読んで、すべて納得がいった。

自分を信じている時ほど、直感は働く。そして、それに従うことにためらいはなくなる。ピンときたことを心の隅に追いやり、他の選択肢と比較 検討することは、自分の高精度な情報処理能力を疑うことなのかもしれない。

例えば、家電を買うとき。

私は機能よりもデザインや色で決める。性能がそこまで良くなくても、多少値段が少し張ったとしても、シンプルでおしゃれだと思うものを選びたい。それは、自分が気に入らないものを視界に入れることにストレスを感じる、ということを自覚しているからだ。

使い勝手が良くないことよりも、気に入らないものが毎日視界に入る方が精神衛生上良くない。その自分の本質を知っているから、機能で比較も検討もせずに、見た目がピンとくるかどうかだけで判断する。

 

誰かに「機能重視で買わないと、後悔するよ~!」とアドバイスされたとしても、私としてみればそのアドバイスを聴き流さない方が後悔することになる。ちなみにアドバイスしてくれた人の価値観では、本当にそうなのだから、その人が悪いわけではない。

アドバイス、とはその人の価値観に基づいてするものであるのだから、一意見として聞くのは問題ない。けれど、本当に後悔したくないのであれば、誰かにアドバイスを求めるよりも自分の本質を探った方がいいような気がする。(ここで言っているのは、個人的な選択をせまられた場合の話だ。チームや組織となれば、比較検討することが必要なのだと思う)

この言葉を得てからは、より、直感をなめたらいけない、と思うようになった。

「直感を磨く」とは「自分の本質に迫る」ということなのかもしれない。

 

これからは、自信を持って、直感を大事にすることをお勧めしたい。そこからあなたの本質が見えるかもしれないよ、と。

この言葉が書いてあったのは、影山知明さんの「続・ゆっくり、いそげ」という本だ。見ての通り「ゆっくり、いそげ」の続編として発売している。(現段階では「未完成版」だから、普通の書店には置いていないかもしれない。今後「完成版」も出るらしい)

 

影山さんは、いつも新しい発見をあたえてくれる。なんて素敵な人なのだろう、といつも思う。

 

続・ゆっくり、いそげの詳細はこちらから

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コメント2件

  • 伊藤亜紀子 より:

    直感、良いですね!

    ただ今、私は直感がかなり鈍ってるような。
    周りに迷惑かけないか、無理なくできるか、お金かからないか、時間は大丈夫か…
    そんな事をまず考えてしまう。

    そのせいか、やりたい事、欲しい物、嫌な事、頼みたい事、とっさに出てこないというね。。

    「欲望は口に出す」
    これが今のモットー?です!

    • nonnon より:

      伊藤亜紀子さん

      常に自分以外のことを最優先に考えていると、感覚ではなく、思考の方がどんどん膨らみますよね〜。
      (子ども生んでから、その感覚がじわじわ押し寄せてきてます。子どもが可愛いがゆえに)
      欲望は口に出す、いいですね♩
      私も、感じたことは素直に出していこうっと^^

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