本屋生活、はじまり
教えてもらう、仕事
先日、最後に書かせていただいたのですが、さっそく本屋さんのバイト(パート?)が始まりました。とはいえ、まだ慣れるために1日3時間ほど。夕方、ちょろっと行って帰ってくるというなんともふんわりとした感じです。
でも、一応それに備えて夕食を早めに作ったり、掃除をしてみたり、なぜか前よりも家事がはかどってる気がします。今まで全くなかった枠が出現したことで(ふんわりだけれども)時間という見えないモノを認識し始めたのかもしれないです。
それにしても【仕事を教えてもらう】というのが、久しぶりすぎてかなり新鮮です。(しかも若い女の子に♡)
何にも仕事という仕事を出来ていないのに(掃除と、本の整頓くらい)時給が発生しているという、申し訳なさ。新人あるある。しかも、本の整頓って、楽しい以外の何でもない。今まで見てこなかったようなジャンルの棚も見れたりして、何だかすごく発見がある。
何にも出来ないということは自分でも100も承知なので、そういう時の心構えは本当に初歩的なこと。誠実に、一生懸命やる。笑顔を忘れない。それだけ。
1日の終わりに
この、本の整頓という作業を教えてもらう時のこと。「飛び出ているスリップを押し込む」だったり、「帯がよれていないか確認して」などの言葉と共に「ぱっと見はきれいに並んでいそうな箇所も、一応本に触ってあげて」と。
本棚を見てみると、明らかに何にもの人に触れられた形跡のある本と、そうで無い本がある。一日中、誰にも触れられなかった本だからって、存在しなくていいというわけじゃない。ちゃんと役目がある。
整頓とは、そんな本に「今日もいちにち、ありがとう」と言う気持ちを伝えることなのかもしれない。そうすると、心なしか奥の方で寂しげな表情をしていた本も、にっこりと微笑んでくれるような気がする。
社員さんのやさしい一言に、本ばかりでなく私もときめいた。
意外と多い、お問い合わせ
本屋さんって、お客さんと接するのはレジくらいかなと思っていたのだけれど、意外と場所を聞かれることや在庫を聞かれることもあるようだ。
2日目には「〇〇の資格の本はありますか?」と聞かれ、初日に店内を一通り案内してもらったのを思い出しながらお客さんを案内した。「お、覚えててよかった~!」と、テストで山を張った学生のような気持ちだった。
そのお客さんは、探していた本があったようで、喜んでくれた。
他にも、おばあちゃんと一緒にお目当の文房具を探したり、プレゼントする絵本を一緒に選んだり。やっぱり、こういうお客さんと接している時間は楽しい。今のところ、知識がない分、自信を持って伝えられないのが惜しいところだ。これは、本やお店のことをもっと早く知りたいというモチベーションに繋がる。早く、自信を持って案内できるようになりたい。もっと楽しくなるに違いない。
頼りなさしかない新人の私だからこそ、今のところは『聞きたいことが聞きやすいような店員さんの雰囲気を醸し出す』ことに徹している。まあ、答えられないことが大半なのだけれど。それでも「聞きたいけど、忙しそうだし、こんなこと聞きにくいな~」と言う人が話しかけやすいような店員になれれば、ベテランさんへ繋ぐ質問の窓口にはなれる。
やはり、人と接するという仕事の瞬間が大好きだ。
まだ、レジができるわけでもなく、ビシッとしたご案内ができるわけでもないけれど。寂しそうにしている本があったら、1日の終わりに労いの言葉をかけてあげることは出来る。
また、来週も早く本屋さんに行きたい。私にとって、本屋さんはテーマパークだ。
ナカジマノゾミでした。
関連記事
コメント4件
いつも思うんですが、こどもさんの写真がむちゃくちゃかわいいですね~ なんていうか、かわいいツボみたいなんがおさえられてる感じでいいです(^^)
内容と関係なくてすみません。
のんちゃんこんばんは〜。
カフェバス時代にほんの短い間、追っかけカメラマンしていたシゲちゃんです。
本屋さんでのお仕事は、のんちゃんには2番目の天職じゃないかと思えます(*^^*)
ところで、つむくんの目はのんちゃんによく似た優しい目をしているね〜(^^)