コミュニケーションの苦手を克服する方法
少し前に、コミュニケーションについて書いてある本を読んだ。
その本の一文に、こんな言葉があった。
「コミュニケーションの目的は、コミュニケーションである。コミュニケーションとは、その場にいる全員が気まずくならない為のゲームである。」
分かりやすくて面白い考え方だと思った。
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自分も含め、コミュニケーションを苦手だと思っている人は意外と多いような気がする。
コミュニケーションのことを《なんとかその場の相手と会話をつなぐこと》と思って、必死で話し続ける人もいる。
私も、お店を始めた最初の方は、コーヒーを淹れながらお客さんが退屈にならないように、頑張って喋りかけていた気がする。
でも、ある時、はっ!と気が付いた。
コミュニケーションは、喋りかけるだけではなく、むしろその他の非言語コミュニケーションの方がよっぽど大切なのではないか?と。
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よく、一方的に喋り続けている人がいる。本人はコミュニケーションが得意だと思っているようにも見える。
ただし、よくよく双方の様子を見ていると、相槌を打っているほうはお世辞にも楽しそうとは言えない表情をしていたりする。
聞いてもいないこと、興味のないことを永遠と聞かされるのははっきり言って気が滅入る。だんだんと、相手の話をなるべく早く切り上げてもらおうと思っているのが態度に現れる。
この状態は、決してコミュニケーションが上手くいっているとは言えない。
一方、そんなに会話がずっと続いていなくても、双方の表情が豊かでお互いに質問をしあい、心地いい時間が流れている場合もある。
《楽しくて、時間があっという間にすぎてしまう》という言葉がぴったりな感じ。恋愛の始まりにも似ている。
その2つの違いはなんだろうと考えてみた。
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話している内容も、もちろんある。
でも、もっともっと大切なのは《非言語コミュニケーションの方なのではないか》と思う。
非言語コミュニケーションとは、言葉以外の相手に伝えるための手段である。
例えば、目線。相手の目を見て話しているか、聞いているか。表情は微笑んでいるか、真剣に見つめているか、怒っているのか、悲しんでいるのか。
そして、相槌。「うん、うん」に加え「へえ!」「そうなんですか?」「それで、どうなったの?」相手の話を促すような返し方。思わず、話してしまいたくなるような、聴き方。
それから、身振り手振り。相手に身体を向けているのか、顔だけで向いているのか。腕を組んでいるのか、恐縮した態度なのか。友好的なのか、かしこまっているのか。
相手にものを差し出す時や、受け取るときにも大きくあらわれる。
その他にも、髪型や服装、メイク。歩き方や食べ方。笑い方や、話す速度、声の大きさ。その全て、目の前に相手が存在すれば非言語コミュニケーションとなる。
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もし、自分のことをコミュニケーションが苦手だと感じるなら。喋るのが上手くないなと感じるなら。
徹底的に非言語コミュニケーションに気を配ることをおすすめしたい。
その為に1番大切なのは、目の前の相手に興味を持つことである。
目の前の相手に興味を持つことは「敬意を抱くこと」でもある。
「相手の興味のあることに興味を持つこと」でもある。
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「目が合ったら笑いかける」これも立派なコミュニケーション。
エレベーターで「何階ですか?」と気遣う。これも立派なコミュニケーション。
扉を、後ろの人が通るまで手で支えてあげる。これも立派なコミュニケーションだ。
そして、そういった空気が自然につくれる人。そういう人がスマートな人で粋な人だ。
そういう人は、同性にも異性にも、好感を持たれる。一緒にいて心地よいなと感じてもらいやすく、いうまでもなくモテる。
おしゃべり上手じゃなくてもいい。誰にでもモテる人は、きっとこういう部分に敏感なのだ。
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しゃべるのが苦手だからこそ、相手の心地よい空気づくりは得意。きっと、そんな人もいるはずだ。
私もまだまだ修行中。
コミュニケーションが苦手な人も、無理をせずに人と接する楽しさに気付いたら、世界が変わる…かもしれない。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。豊田市駅の移動カフェcafebusnonの希でした。
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コメント13件
のんちゃんお久しぶり^^
何だか今回のブログは力強いですな!!
コミュニケーションって生きていくには必要なものでもありますよねぇ。
例えばコンビニで物を買うときにレジを通す訳ですし、テレビやネットでも何かを見たり聞いたり読んだりすることで感じるのだからコミュニケーション。
人生には欠かせないことだけど、上手くても下手でも気にしない方が、コミュニケーションを取りやすいのかなって思ったりしますねぇ。
まぁ自分はスマートなコミュニケーションが人に好かれるので、モテモテ超モテ男ですがねっ!!
はぁ・・・嫁さんからだけですが(;´Д`)
って超幸せな事ですね♪
ではでは^^
遠方記録保持者のちょーです。(笑)
僕もあまりおしゃべりが得意ではないです。
むしろ苦手。ちょっとコンプレックスだったけど、今回の内容で救われたかな、、、
この間ははじめましてなのに周りのおじさんたちも含めて、親しく接してくれてありがとう。
とても穏やかな旅になりました(^_^)
あとスリーブのメッセージ、三回も書かせてしまって悪かったです、、、つい嬉しくて、すぐにしまっちゃいました、、笑
なにか、自分に負けそうになったときはこのメッセージを見て頑張ろうと思います‼
のんちゃん、こんにちは。
コミュニケーションは相手と交流を深めるための大切なツールだよね。
僕も昔は苦手だった時期あったんだよ…えっと思うかもしれないけど(笑)
無理に話し掛けようとか、興味を引こうと思って話すと上手くいかない。
そこで、気づいたのは「話し易い状況を作って、聞くに徹すること」
相手が気持ち良く話してるのを、聞くに徹し相槌を打つ。これが出来るようになってからコミュニケーションが上手く取れるようになった気がします。
そして、コミュニケーションの第一歩は朝の「おはよう」から。
大抵の人は自分から挨拶すれば、挨拶が返ってくるので
自然と会話ができる便利な言葉 *ˊᵕˋ)੭
確かに、目線や仕草って無意識に出るものですから、それだけでも、相手の状況が分かりますよね。
モテる男になるよう修行しよっと。╰(*´︶`*)╯♡
こんばんは、今日久し振りに寄せてもらいました。
楽しい時間をありがとうございました、また伺いますね。
楽しい旅をしてきてください。
優しくて、安心するオーラ・・・ありがとうございますでも、そういうイメージ持たれているからこそ、少し厳しい言葉を発すると、「なんて冷たいヒト」って思われるみたいですー苦笑_:(´ཀ`」 ∠):
反対に、強面のヒトが、優しい言葉や仕草を掛けたりすると、せのギャップに萌えるそうですよ。
だから、自分は損するタイプなんです。(T . T)
そんな風に感じてくれるなんて、嬉しいなぁ
ほんとうに、そのとおりだと思います。
非言語が9割という学者もみえますねぇ。