《売りたい!》と《好きです!》
先日、友達とこんな恋愛観を話していました。
『自分のことだけしか知らずに、1番好きって言われてもあんまり嬉しくない。他にもいろんなものや人を見て、それでもあなたがイイって言われたほうが良くない?』
私は、この意見に非常に納得できて、そうだよな〜と頷いていました。
だって、それって本当にそれがいいのか悪いのか、好きなのか嫌いなのか、体感していないのに、決められるはずがないから。見ていないものがたくさんあるのに、知らないことがたくさんあるのに、なんで判断できるの?って。
いろんなものを見て、いろんなものを知って、それでも選んでもらえる自信がある。昔からそうで、おめでたい性格なのかもしれない。
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こういう考え方って、そのまま仕事にも影響しているような気がする。
『売りたい』という意識はとっても大切で、その為にみんな努力するんだけど、『売りたい!売りたい!』と出し過ぎてしまうことは『買いたい』とお客さんが感じることの妨げになる可能性がある。
大切なのは売り手目線の『売ること』ではなく、買い手目線の『買いたいと思ってもらうこと』
私目線の『好きです!好きです!』ではなく、相手目線の『好きかも…話してみたいかも…と思ってもらうこと』
この流れを、特典をつけたり、値段を必要以上に下げずに作り出すこと。
私はこんな事出来るし、こんな事も出来るし、なんでも言うこと聞きます!と無理をせずに、存在自体に価値があると思ってもらうこと。
《そして、いろんなものを見た人が、その中で自分を選んでくれること。》
お客さんに、他のものを見せないようにして選択肢を奪うんじゃなくて、いろんな選択肢の中からそれでも自分の商品を選択してもらうこと。
こんなのって商売的にみたら甘い考えかもしれない。何が何でも売らなきゃいけないという必死さがない分、頑張っていないように思われるかもしれない。
でも、こういうゆるいつながりや選択肢を持ってもらうことは、最終的には絶対にいい方向に向かうと思っている。
《俺の方だけ見て!》という男性より、《いろんなものを見ておいで》という男性のほうが絶対モテる!(あ、ここは超独断と偏見です。責任は取りかねます。)
恋愛も、商売も、なんだか似ているものがあるような気がします。
もちろん、根本の《売りたい》や《好きです》は、ベースにあるとして。自分の気持ちがあるときこそ、相手の感情に照準を合わせることが大事なんだろうな〜。
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最後までお付き合い頂きありがとうございました。豊田市駅の移動カフェcafebusnonの希でした。
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コメント4件
今日初めて立ち寄らさせていただきました。黒い蓋で隠れるのにカフェアート?までサービスする姿勢に感動しました。後から気づいたのですが、持ち手の部分に手書きのコメントまで。。久しぶりに本物のサービスと美味しいコーヒーを頂けました。また駅に立ち寄った際には立ち寄ります。
のんちゃん、おはよ。
恋愛経験が浅いときは、他を見てる余裕が無かったり、自分自身に自信が無かったりで気持ちが先に行ってしまうんだよね。
恋愛経験が豊富な人は、何事にも余裕があるというか、一つの行動に自信を持ってる感じ。色んな経験があるからこそ、相手のことを好きです。と気持ちを伝える。あくまで、僕の見解です。
仕事もそう。
相手が何を望んでいるのか?値段それともメニューなのか?勿論、主導権は売り手にある。
多分、今より50円値段をあげても変わらないと思う。それは、「ココでしか味わえない付加価値がある」から人が集う。
恋愛と商売は似てると思うよ。
僕は最初から自分を全て出したうえで、選択権を相手にあげるタイプかな。それで選んでくれたら嬉しいよね。