【こだわらない練習】小池龍之介
【こだわらない練習】「それ、どうでもいい」という過ごし方
著者:小池龍之介
友の有無にこだわらない
嬉しかったことにこだわらない
若さにこだわらない
ありがとうにこだわらない
住む場所にこだわらない
他人の期待にこだわらない
所属にこだわらない
平等にこだわらない
ルールにこだわらない
食事にこだわらない
葬儀にこだわらない
宗教にこだわらない
「快」「不快」にこだわらない
アイデンティティにこだわらない
スピリチュアルにこだわらない
性の幻想にこだわらない
自我を消すことにこだわらない
「~すべき」にこだわらない
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心が平らに、フラットになる本。
こだわる、という言葉は「プラス」として使われることも多いけど私にはずっと違和感があった。この本では「こだわる」=「執着」としてとらえているため、しっくりくる部分が多々ある。
中でも記憶に残ったのが、【ルールにこだわらない】という章。
ルールとは相手に守らせるものではなく、自分に対して課すもの。本来は自分で自分にルールを課してより生きやすくする為のもの。他人へのルールの監視にこだわる必要はない、というような文章があった。
こういう考え方、好きだな~。
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そうそう、【こだわる】ということについて私の話をします。
nonではいつもコーヒーをその場で淹れることにしていて、アイスコーヒーであってもなんであってもその場で淹れています。その光景を見た時に、「うわ~こだわってますね」と言われるコトが度々あり、違和感をいつも感じていました。
お店である以上、自分が美味しいと思うものを提供するのが当たり前であって、その場で淹れる=こだわっている、というのはなんか違う。
作り置いたものと、その場で淹れたもので(作る工程や時間を含め)そのほうが美味しいと感じたから、その場で作ることは自分の中では当然のこと。
特に違和感を感じるのは、お店側が「うちの商品はこだわっています!」と言っている場合。お店として自分がベストだと思うものを提供するのは当然であり、こだわりどうこうの話ではない。自分でこだわっています宣言をするのはちょっと違うんじゃないかなと思う。
お客さんに「これは、きっとこだわっているんだな」って感じてもらうのはありがたいけど、自分で言うのはなんだか強烈な違和感。
こだわっています、と言ってしまうことで「こだわっていない」が露見になるような気がしてならない。「ここのお店はこだわっていることがベースではないのかな?」と。
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と、ここまで書いて、1番わたしが【こだわる】って言葉にこだわっているんじゃないかと気付いてしまってので、この辺で。
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コメント8件
のんちゃん夜中にこんばんは^^
まぁ、あれですよ。
人は人。自分は自分。
ってもんですよ^^
落語のオチっぽい(笑)
『こだわり』は大切なこだわりだと思います
こだわっています!と言われた瞬間に、それを言った人のこだわりが、人には伝わってないんですね。
本当にこだわっていて、それが人に伝わる人はわざわざ言いませんよね。見て感じれば、直ぐにわかること。
どこにこだわりを持つかは、その人の個性だと思います。私は・・・にこだわっています。
PS. ブログのハンドルネームです。
ちゃんとオチをつけることにもこだわってる(笑)
ブログでの言葉へのこだわりは
読んでて面白い(興味深い)ので、
これからもこだわり続けてください(^^)