たいした言葉も返していないのに、たいしたものです。
昨日は、いつも熱心に勉強されている男性に、お褒めの言葉をいただきました。
「あなたは、いつもお客さんの話にたいした言葉を返すでもなく、いいアイディアを提供するでもなく、ただ、うなづきながら相槌を打つ。しかし、お客さんは話し終えて、すっかり満足して帰っていく。私は長年学問は勉強しているけど、それが出来ない。いつも感心して眺めています。」
これって、自分にとっては、めちゃめちゃ褒め言葉だったりします。嬉しかったな~。
どうしてこれが嬉しかったのかというと、実は【聞くこと】に興味を覚えているから。正確には、【聞くこと】ではなく、【聴くこと】かな。
最近は、ゆっくり【聴くこと】ができない時間帯も増えてしまったけど、雨の日や空いている時間帯は、貴重な時間。賑やかな時間ではない分、ゆっくり一人一人に向き合うことが出来る時間。
なんで【聴くこと】に興味を持ったのかというと、この仕事を始めてから気付いたことがあったから。生活をしている日常の中に【話したい人と聴ける人】の割合が合っていないといつも感じていたから。話したい人はたくさんいるのに、本当の意味で聴ける人が、あまりいないと思ってしまったから。耳で聞くのではなく、心で聴くと言う本当の意味での聴く。
【聴いてもらうこと】を誰にもしてもらっていないと、誰かの話を【聴くこと】ができず、【話したい人と話したい人】でコミュニケーションのようなものをとっている場合がある。でも、これって本当は全然コミュニケーションはとれていなくて、どちらも独り言を言っているようなもの。
そうすると、相手の意図が読み取れず「なんか、感じ悪いな」とか、お互いに感情がすれ違ってしまう。そこからストレスが発生したり、溜まったりする。
でも、どっちかが聴く姿勢でいると、状況は変わる。話す方も、聴く方も、満足する。納得する。
そうしているうちに、人間関係が良好になって、生きやすくなっていくんじゃないかと思う。そのために、まず自分が聴くことを本当の意味で知り、できるようになる必要がある。
実は、そう思ったのはもう2年くらい前からである。
そして、この聴くというのは、連続して1時間以上や、家族に対してはなおさら難しい。聴く体制や聴ける状態を整える必要がある。それくらい、難しく、体力もいる。
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これから、どんどん勉強していきたいな。
やっぱり、生きるって楽しいな。
最後までおつきあいいただきありがとうございました。豊田市駅の移動カフェcafebusnonの増田でした。
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コメント4件
のんちゃんこんにちは^^
会話っていろいろですねぇ。
自分はどっちかっていうと【聴き役】の時が多いですが
「うん、うん、そうだね。」
と相槌をうって欲しいだけの人もいれば、内容をちゃんと理解しながら聴いて欲しいという人もいますよね。そしてその内容に関して、返答を求める人も。
組織の会議とかですと、いろいろな【きく】が存在すると思います。
自分はこうしています。
相槌をうつだけなら【聞く】
内容を理解するなら【聴く】
その内容に返答をするべきなら【訊く】
ってちょっと言葉遊びっぽいかな(;^_^A
でも会話の中での言葉の伝え方やきき方って、多種多様なものを考えられますね。
特に夫婦間の会話は、聴くことが難しいんですよ。
どうしても聞くになっちゃうんですよね~。
いや、聞き流すになってるかも
「ちょっとぉ、私の話、きいてるの!?」ってね。
今日から心改めよ~