小さな言葉の違いが、大きな人生の分岐になる
たった一文字、されど一文字。
「◯◯でいいです」と「〇〇がいいです」
何かが欲しいとき。
注文をするとき。
お願いをするとき。
たった一文字違うだけで、大きく印象が変わります。
日々、いろんな人と言葉を通して接しているので、人の言葉の特徴を聞くことが好きになりました。
丁寧語や敬語という意味ではなくて、もっとちょっとした接続詞や自分主導か相手主導で言葉を発しているか というようなちっちゃいことです。
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たとえば、食後にコーヒーを頼みたい時。
「コーヒーと紅茶どちらにしますか?」
「コーヒーでいいです。」というのと、「コーヒーがいいです。」というのは、相手に対して全然違う印象を与えます。
「で」を使うと、妥協しているような印象になります。
「が」を使うと、本当にそれを求めているという印象になります。
言葉を受け取る相手は、どっちが嬉しいか。たった一文字しか違わないのであれば、相手も自分も気持ちのいい言葉を使ったほうがいい。
ちっちゃいことですが、こうした言葉の積み重ねがその人の人生を創ると行っても過言ではないような気がします。
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言葉は、その人の考えていることをカタチにするツールです。心で感じていること、頭で考えていることは、必ず言葉に出てきます。
もう1つ、とっても注目して聞いてしまう言葉遣いがあります。
話し手は、誰が主語の話をしているかということです。
例えば「仕事をしている」というのと、「仕事をさせられている」
1つ目は自分が主語なのに対し、2つめは主語が別にあります。
1つ目は、自分が何かをしていたり自分が動いている様を話しの中心にすること。
2つ目は、「させられている」「言われる」「聞かされている」など、誰々に何々させられている、誰々はこう思っているというような、自分以外の誰かを主語にすること。
考える時に、自分を軸において考えることと、他人を基準に考えること。
1つ目は、自分がこうしたいからこうする、という意志から。
2つ目は、〇〇さんがこう言ったからこうする、これが良いと聞いたからこうする、という他人の評価や評判から。
言葉自体は大きなことでなくても、頭の中や心の中、考え方が反映されていると思うと、やっぱり言葉は人生に大きな影響を与えるのだと思います。
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私が素敵だな、と思う人に、「させられている」「やらされている」「言わされている」という言葉を使う人はいないなあ…そう気付いた時に、私もこの言葉に気をつけるようになりました。
いろんな話を聞いていると、愚痴の大半が、この他人を基準にした言葉で語られています。
主語は、誰なのか。
それを聞いてみると、けっこうおもしろいです。
自分を主語にする人は、他人の言動にあまり左右されません。というか、いい意味で気にしていません。人が何かを言っていても、人の動向が気になりません。なので、他人を主語にすることが少ないです。
〇〇さんにこんなことをされた、☓☓をさせられかから失敗した…などなど。
もし、興味あったらぜひいろんな人の注意して聞いてみて下さい。
そして、自分の発する言葉にも注意を傾けてみて下さい。おもしろい発見があるかもしれません♪
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頭のなかで考えていることを、他人と共有することが言葉を発することである。
そして発した言葉を、1番近くで聞いているのは自分である。
発した言葉に、1番影響を受けているのは自分である。
小さな言葉の違い。それは大きな人生の分かれ道になる。
せっかく言葉をつかうなら、自分のためになる言葉を使いたいものです。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。豊田市駅の移動カフェcafebusnonの希でした。
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コメント4件
のんちゃん、こんばんは。
お仕事お疲れ様。
日本語って難しいなぁ〰(´Д`)
(が)と(で)の無意識に使ってるから勉強なりました。
昔から口は災いのもとっていうけどやっぱ回り回って自分に帰って来るのかもね。
のんちゃんがいる間にまた教えてね。
のんちゃんの思う言葉の力を。
”が” と “で” は、我が家でも敢えて強調して使いわけることがあります。半分言葉遊びでつかってますꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)
言霊は自分に響きますよね~~(๑❛ᴗ❛๑)