街の風景としての移動カフェ

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私の憧れる移動カフェのカタチは、街に馴染むこと。そして、地域の人に馴染むこと。そこにいるのが当たり前かのように、いつも通りに存在しているもの。その状態。

「お店です!コーヒー売ってます!」ではなく、「おはよう。いってらっしゃい。」「今日も頑張ってね。」そんな挨拶のできる中継地点のような場所。家と目的地をつなぐ、ポイント。気を張らなくても立ち寄れるスポット。

移動販売って、職業の選択肢としてはちょっと変わっている。昔、同業者の先輩に言われた言葉がある。「移動販売を始める人なんて、ちょっと変わったヤツばっかだよ♪俺も、君も」愛情を込めてそう言ってくれた言葉は、まさにそうだと思う。一人でいたいけど、独りでいたくはない。大きな組織ではなく、あえて小さな選択をする。

でも今、そんな選択をする人が増えている。数年前に比べたら移動販売車の数は何十倍にもなっているような気がする。決して、商売としては効率の良くない選択。それでも、ぴったり合えば最高に楽しい選択。

移動販売車の中をチラッと覗くと、表情の活き活きしている店主のいるお店と、全然楽しくなさそうなどんよりした店主のいるお店がある。その分かれ道は【なぜそれを始めたのか?】の根本にあると思う。好きだから始めたのか、儲かりそうだから始めたのか。【なぜそのメニューにしたのか?】【どうして、そこにいるのか?】行動の結果として同じことをしていても、中身が違えば全く別物になる。

本質を見抜かなければいけない。結果だけ見るのは危険。目で見えることだけを取り入れても、その意味や心がわかっていなかったら意味が無い。なんでこのお店は、この人は、こんなことをしているんだろう?っていろんなことを見て想像するといろんな本質、が見えてくるような気がする。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。豊田市駅の移動カフェcafebusnonの希でした。

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2016年07月19日 | Posted in ブログ, 移動販売のコト | | No Comments » 

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