【旗を立てて生きる】イケダハヤト

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旗を立てて生きる 著者:イケダハヤト

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イケダハヤトさんは、プロブロガーです。http://www.ikedahayato.com/

ツイッターやフェイスブック、ブログ、本の執筆、NPO支援など、様々な面で活躍されています。本を読むまでは《ネットで生計を立てていて、たまに過激な発言をして炎上している人》というイメージだったのですが、仕事や人生に対しての考え方がとても参考になりました。

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人生にとって何が1番大切かを考えた時、仕事〉家族〉趣味の人と、家族〉趣味〉仕事の人では働き方や生き方が大きく変わる。どれを重要視してもいいけど、自分の中でしっかりと自分の基準を決めると、生きやすくなる。

イケダさんは仕事よりも何よりも、家族との時間を大切にしたいと考え、そのために最低限必要な生活費を逆算し(必要以上に稼ぐ必要はない、と考え)仕組みを作っています。家族との時間を1番大切にできる形で、です。

自分にとっての幸せの基準を考え、そこから自分の人生を設計することは、大切なことなのかもしれないな、と改めて感じました。

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もう一つ、題名にもなっている《旗を立てる》という目次もとても参考になりました。

旗を立てる、とは…社会の中で、おかしいなと思うところや、怒りを感じることに対して問題意識を持つこと。その問題に対して、自分の問題ではないことだとしても仕組みが変わっていくように活動すること。

例えば、《ポイ捨てが多い駅前》があるとしたら、《ポイ捨てをする人》個人に怒りを感じて直接怒るのではなく、《なぜここでポイ捨てをしてしまう人が多いのか》《綺麗な駅前にするにはどうしたらいいのか》を考え、冷静に仕組みを変えていく活動をすること。問題行動している個人に対して怒りや批判をするのではなく、その仕組みに対して問題意識を持つこと。

イケダさんの場合は、「埋もれている価値のある情報を、世の中に伝えること」そのために、仕事に対してもNPO支援に対しても取り組んでいるそうです。こうして、自分で問題意識を持ち、取り組むために行動することは、モチベーションの管理は不要だと言います。自分がやりたくてやっていることだからです。

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それから、ネットでの批判に対しての対応の仕方なども面白い章でした。

みなさんが、問題意識を持って行動しようとしたとき、「必ず」誰かからの批判を受けることになるでしょう。しかし、新しいことを始めようとしたとき、マイナスのフィードバックはつきものです。理解されない、否定されるというのは、少なくとも自分が新しいアイディアにたどり着いているという証拠なのです。

人はどうやっても誰かに嫌われる。だとしたら、やりたいようにやって嫌われた方がいい。自分を偽っても、偽らなくても、結局誰かに嫌われるのだから。

新しい働き方や、生き方について面白いことを知れた一冊です。

 

 

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2016年09月05日 | Posted in おすすめの本, 価値観を考える本 | | 1 Comment » 

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コメント1件

  • ねぶ より:

    のんちゃんこんばんは^^

    イケダハヤトさんのブログ、ちょっとだけどサラッと目を通してみました。
    とても視野が広い方ですね。書かれているジャンルが全く違う記事や、とらえ方がいろいろある記事、なかなか興味深い物を感じました。

    いろんな事を発信すると、それなりに評価や批判があったりすると思いますが、自分の芯をしっかり持っていれば、堂々と生きていけると自分は思いますね。

    ではでは^^

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