温かい記憶の人
火、水、木、金。豊田で営業している日は毎朝来てくれた大切なお客さま。いつも本当にありがとうございました。きっと、会わなかったのは『明日は出張だから来ないよー。』と伝えてもらった、2回だけ。
毎日、8時ちょっと過ぎ。彼はなにも言わずに300円を置く。私もなにも言わずに作りはじめる。・・・正確には、彼の姿が視界に入った時には、豆を挽き始める。
なにも言わなくても伝わっている。そんな関係。多くは語らないけどとても優しいお客さん。並んでいてお待たせしてしまったときも、「大丈夫ですよ。」と、ひと言。その一言にとても救われました。
「いってらっしゃい。」「いってきます。」毎朝のやり取りがとても好きでした。
もう、出来なくなるのはとてもさみしいけど。また、いつかお会いできるのを楽しみにしています。
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環境が変わってしまっても、ふとしたときに、《あぁ、そういえば豊田に ちっちゃなコーヒー屋さん あったなあ・・・》と思い出してもらるお店になれたらいいな。
その時に、ふわっと、心の中が温かくなってもらえたら。なお、嬉しい。
コーヒーをお渡しすること。あ、美味しい。と心地よい時間を提供すること。帰り道には、その余韻を楽しんでもらうこと。そして、ふと、ここを思い出した時には心の中が温かくなるような気持ちを感じてもらうこと。
ハードルは、高い。でも、それが、わたしのしたい仕事。本質を見失わないように。
何が大切か を 忘れないように。
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