感謝は幸せになるための道具じゃない②

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前回の続き感謝は幸せになるための道具じゃない①

 

 

実は、前回の記事はアップしようかしまいか迷っていた。

伝えたいことをうまく伝えられなかった場合、とんでもなく無礼なヤツになる可能性があるし、きっと考え方が違う人が大多数であろうことが予想できたから。

でも、書きたいことを書いたらすっきりしたので、今日も書きたいことを書きます(笑)

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先日の記事を書いて、コメントをもらって、その返事を書きながら気付いたことがある。

 

感謝とは行為や行動ではなく、感情であるということ。それと同じように、幸せもまた、感情であるということ。

 

幸せを、環境や状況だと思い込むから『なる』とか『なれない』とか『求める』とか『求めない』という発想になるのであって、そもそも幸せと環境は関係のないものである。

いや。『関係がない』は言い過ぎかもしれないが、はたから見たら【不運】と思われるような事柄の中にも、幸せが存在することもあるはずだ。

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例えばの話。

今、私の中には35週になったばかりの命がある。普通にいけば、あと一ヶ月前後で出産となる。ところが、この週数になってもお腹の中で命が途絶えてしまうこともある。

 

1時間、胎動がなかったら必ず病院に電話してください。

20秒以上、お腹の張りが続いたら、必ず病院に電話してください。

出血が、鮮明な赤色だったら必ず病院に電話してください。

 

これは後期母親教室で、口を酸っぱくして院長先生から言われたこと。

そして、先日改めて見たドラマ『コウノドリ』の中でも使われていた「出産に、100パーセントはない。赤ちゃんを産むということは、誰にとっても命がけ」という言葉からも分かるように『絶対』はない世界。

 

もちろん、誰だって命が無事に生まれてくることを祈って願っているし、信じている。

でも『絶対、安心』ということは、絶対にないのだ。

もし、万が一、自分がその状況になってしまった時。それがどれほど辛いことなのか、想像を絶する。

 

それでも、すぐには難しいかもしれないけど『9か月間、幸せな時間をありがとう』といつか思えるのか。そう受け止めることが、いつの日かできるのか。

悲しい出来事のなかにも、幸せを見つけられるのだろうか。そんなことも考えるようになった。

 

※重い話題でごめんなさい。気が悪くなった方がいたらごめんなさい。決してネガティブになっているわけではなく、不安からくるものでもなく、いたって冷静に。出産するということがいかに奇跡的であるかを知り、万が一の場合を常に覚悟していないといけないなと思っているまでです。

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話を【感謝】のほうに戻して。

私には、挑戦したい子育て(実験?)がある。

それは子どもに『感謝という気持ちをどう伝えるか』『ありがとう、をどう教えるか』ということ。

 

誰かに何かをもらった時、助けてもらった時。「ありがとう」という言葉を教える為に「○○ちゃん、ありがとう、は?言えるでしょ?」とママが言うとする。何かを受け取った時、お礼をいうことを教えるのは素敵なことだ。

 

ところが後日、「ありがとう、は?」と言われてきた子が、お友達やママに対して何かをしてあげた時に「○○くん、ありがとう、は?」と言っているのが聞こえてきて、それがすごく印象に残っていて。(あまりに大人顔負けの口調で言うのが可愛くて、周りの大人も顔を見合わせて笑ってしまった♪)

 

いかに「ありがとう」の本質を伝えるのが難しいのかが伺える。

いつか子どもができて「ありがとう」を教える立場になった時に、どう伝えようかということを実は3年も、4年も前から考えていた。

 

まず考えられることは、親自身が「ありがとう」という言葉を使う場面のお手本を見せること、であろう。

バスに乗ったら、運転手さんにありがとう。花が咲くのは蜂さんのおかげだね、蜂さんありがとう。パパ、今日もお仕事頑張ってくれてありがとう。そして本人には、生まれてきてくれてありがとう。

コツコツと毎日、その場面を見せていくしかない。

そして、もう一つは、感情をセットにして伝えること。

「○○くんがおもちゃを貸してくれて、嬉しいね!そういう時は、なんて言うんだったかな?」そんな問いかけを根気強くしていくこと。

「ありがとう」という言葉だけを教えるのではなく、なぜ「ありがとう」と言うのか、ありがとうという時はどういう気持ちなのかを伝えたいと企んでいる。

(まあ…実際には、そんなに余裕のあるママになれるのかは分からない。こんな偉そうなことを言いながら、まちなかで怒鳴り散らしている私を見かけたら、ぜひとも全力でスルーしていただきたい)

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子育ては感謝や幸せを掘り下げるには、もってこいの機会ではないかと思う。

人が育っていく過程、思考回路を形成していく過程を一番間近で見られるなんて、人生に何回あることか。

この実験の結果は、何年後になるか分からない。それに成功も失敗もない。とてつもなく時間がかかるかもしれないけど、個人的には非常にワクワクする人生のプロジェクトである。

(私のプロジェクトであって、子どものプロジェクトではない。過度に期待せず、冷静に見守っていかなくてはいけない。)

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【感謝】【ありがとう】そして【幸せ】

単語にしたら一言だけど、百人いれば、百通りの考え方があるはずだ。いろんな人にとっての言葉の解釈を聞いていくのは、非常におもしろそうである。

今回は、あくまで私の解釈である。正解でも、絶対でもない。

でも、誰かにとって「そんな考え方もあったのね~」という1つのアイディアになれば嬉しい。

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。は~、今日も書きたいこと書いてスッキリした♪中島希でした。

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2017年09月15日 | Posted in ブログ, 暮らしと子育て | | 8 Comments » 

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コメント8件

  • ノマサラ より:

    私も壮大な実験の真っ最中。10歳と7歳になりましたが、未だに寝る前には「チューギュー(キスとハグ)しないと寝られない」と言ってくれますし、お父さんもお母さんも自分のことも大好きと言ってくれているので、今のところ上手くいっています。
    この実験、超絶面白いので楽しんでください!

    • nonnon より:

      ノマサラさん

      本当、結果がすぐに現れるわけでもないし、親だけでなくいろんな要因が絡んではきますが、壮大な実験ですね。
      めちゃくちゃ楽しみです♪
      子どもが自分自身のことを大好きと言ってくれるのって、親としては最高の幸せかもしれないです。
      私は、生きていく上で、それが一番大切なことだと思ってます^^

      チューとギューかあ〜。萌え〜〜。笑

  • おかめ より:

    のんちゃん、こんばんは。
    いよいよだね!
    たじさんからふと『のんさん、もうすぐ?元気?』とlineが来て久し振りにブログにコメント書いてます。

    のんちゃんの気持ちも分かるな。
    最近患者さんから『ありがとう。』と言われてまたハンカチをもらったよ。

    こっちはなんにもしてないつもりでも分かってるのかもね。

    それが当たり前となったら人として感情がない人と思われても。って思ったりしました。

    のんちゃん、妊娠後期マタライフ楽しんでね。
    そして私にも色々なことおしえてね!

    • nonnon より:

      おかめちゃん

      患者さん、おかめちゃんからいつもたくさんのモノを受け取っているんだね♪
      それは優しさかもしれないし、何気ない一言かもしれない。そういうのが積み重なると【いつものお礼に、何かを返したい。喜んでほしい。】そう思うのが人間の本能なんだよねp(^_^)q

      あとちょっと、ゆっくりお風呂に入れるのも今のうちだから、思う存分、のびのびダラダラします♡

  • シゲちゃん より:

    (^ー^* )フフ♪(๑❛ᴗ❛๑)(´艸`*)ꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)
    です。。。

  • ベイコク より:

    やっぱり。あなたは素晴らしい感性を持ってますね!
    万人が共感するわけではないのでしょうが、少なくとも僕の感性は動かされます。
    これからも健康第一で、いい感性期待してます(^^)

    • nonnon より:

      ベイコクさん

      わ、ありがとうございます(;▽;)
      嫌われる不安より、言いたいこと言いたい!というもやもやが勝ってしまって笑
      そう言ってくれる方がひとりでもいたら、幸せです。
      これからも、日々変わっていく自分に正直にいられたらいいなと思います^^

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